感受性の豊かさと、その感情を自覚することの困難さ~お友達のブログより~

今回は、最近ブログを始められた私のリアル友達「申ももこさん」のブログを紹介します。
「私、自閉症です。」
http://ameblo.jp/shin-momoko/
非常に読みやすい文章、誰にも身近な内容、そして随所に論理的な解析が入っており、深いテーマであるにもかかわらず、そう感じさせないブログです。次がとても読みたくなります。
その中で、私がぼんやり考えてきたことと重なり、さらにその謎を解く記事がありましたので、引用しました。

「国語 ~読書感想文~」
「自閉症は、自分の感情を自覚することに困難があります。
脳には、自分の感情が現れる場所と、その感情を自覚する場所がありますが、自閉症の場合、その二つの場所がうまくつながっていません。
例えば、感情と、感情を自覚する場所が、一般的には50本の線でつながっているのだとしたら、自閉症の場合は、たった1本の線でつながっているだけです。
そのために、自分の内面の感情を上手に意識することができず、自分の気持ちに全く気が付かなかったり、時間が経ってからある日突然気が付いたりすることもあります。」


そう、自閉圏の多くの人は、感情(感受性)そのものがないわけでなく、感情を自覚(言語化)できないだけだと思います。私自身、そうでないと説明の付かない部分がたくさんあります。
私は、好き・嫌い、気持ち良い・悪いといった、主観的な判断が非常に苦手です。でも、自覚できなくても、好き・嫌いをちゃんと選んでいるようなのです。
好きな方では、私の趣味である自転車(乗るだけでなく、組み立て・メンテナンスも)やオーディオ機器・アマチュア無線機器の自作について、どこが楽しいかと聞かれると答えられませんが、夢中になれます。
嫌いな方では、どうやら無意識のうちに嫌いなものを避け、疲れてきたら休憩を取ったりするようなのです。例としては、ひどい肩こりにならない、近いところを見ることが多くても視力が悪くない(裸眼で運転免許の更新が出来る)、繁華街にはあまり出ないなど。
自覚できないだけに説明するのが難しいのですが、いろんな「状況証拠」を集めていくと、感受性(インプット)の問題でなく、それを自覚する段階(アウトプット)に障害があることが推測できます。
感受性は定型者より豊かかもしれません。過敏なのですから。そうでなければ、アスペルガーの芸術家が存在しないわけですし、科学者も感受性なくては出来ないはずです。後者は、理系の端くれとしての私の実感です。

ももこさん、今は小さな頃からの生い立ちを書かれています。今後の展開がとても楽しみです。

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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

コメント

こんにちは

私はまささんとは反対ですね。
意識して心がけなければ、苦手なものなどを回避したりはできません。
これは、2次障害の影響があるのかもしれませんが(脅迫性障害的な)
まささんは、ある意味、そういった面では自然体で生きておられるように感じて羨ましく思いました。
もちろん、定型発達者の社会の中で働き生活されているしんどさなどを持ちながら頑張っておられるのはわかっていますよ。


明日のグループワークのことですが、2次会だけ参加ということで変わりなかったですか?

No title

ご紹介いただいて嬉しいです。
ありがとうございます(^^)

自閉症は感受性が強いために、心が壊れてしまう人(私もそうですが)も多いのかもしれませんね。
無意識のうちに嫌いなものを避けることができるのは、まささんの大きな強みだなと思います(^^)

Re: こんにちは

タマさん、自分との違いをちゃんとコメントいただけるのは、非常にうれしいです。私のブログは、そういう場でありたいと思っています。
私は、強迫性障害的なところは少ないです。でも、不安にならないよう、『ヨシ!』と「指差呼称」していたりと、自分を納得させる工夫はしているかな。まわりから見るとおかしいかも。
また、しんどいときはそのまましんどい表情をしていたりと、結構「ええかげん」なところが、私の「無意識のコントロール」なのでしょうね。それを「自然体」と言っていただけると、うれしいです。
明日は、昼間は別の予定がありますが、2次会は必ず参加しますよ。

Re: ももこさん

ももこさんのこの記事、ほんと探し求めていたものなのです。こちらこそありがとうございます。
こういう解析って、学術的には知られたことかもしれませんが、なかなか出会わないので。
無意識の制御は、定型/非定型に関係なく誰もが持っているはずなので、私の場合日常生活においてその制御を使える機会多かっただけではないでしょうか。
その分、私の芸術的センスは、無意識の領域でも何も出てきません。
自閉圏の人の感受性の豊かさについては、私はまだ確信を持って言えるほどの情報を持っていませんが、その豊かさとまわりからの抑圧のギャップは、壊れてしまう要因のひとつだろうと思っています。抑圧のため、全体的に鈍感にならざるを得ない状況、私も含め非常に苦しいですから。
自閉圏の者の敏感さと鈍感さ、凸凹として等価に語られることが多いようですが、まったく別のような気がしています。そのあたり、ももこさんや他の方はどう考えますか。

感覚の違い

感受性が「強い」という表現は分かりやすいため、私もよく使いますが、本来は、定型と非定型では、感受性が「違う」のだそうです。
たとえば叱られた時、非定型は、定型よりも大きなストレスを感じますが、それは、叱られた時の脳の反応の仕方(感受性)が、定型と非定型では異なっているのだそうです。
その違いは、叱られた回数や、叱り方、また敏感であることとは全く関係がないと聞いています。

Re: 感覚の違い

ももこさん、またまた「目からウロコ」の話です。感受性が「違う」のですね。
確かに、「強い」という1次元的な表現でなく、「豊か」という言葉を使いましたが、「違う」までは思いつきませんでした。
なかなか具体的なところはつかめませんが、「脳の反応の仕方」の違い、わかる気がします。確かに違いますよね。社会の中では、私たちは自分が感じたことと、「普通ならこう感じるのかな」というのを同時に考えますから、それだけでも倍の負荷がかかっているのでしょうね。
でも、「感受性が違う」から芸術家や科学者が出てくるのでしょう。ますます、非定型の存在はヒトの遺伝子が必然として生み出しているものであると思いました。

「感受性が違う」か!

今日はお疲れ様でした。いろいろお話できてよかったです。
さて、叱られたり、非難されたりすることに、どうしてここまで過敏で弱いのか、大きな反応を示してしまうのかと思っていました。
私は、刺激に敏感かつ表現が歯に衣着せぬのでオーバー、だからかな、と思っていたのですが、なるほど、そもそも「感受性が違う」という考え方、できますね。目からうろこです。
セクハラの問題と一緒ですよね。受け手がセクハラと感じるならば、それはセクハラ。
受け手が過剰な叱責と感じるならば、それはそうとして、発するほうが是正する必要のあるもの、なのかな、とそう感じました。

ごあいさつにうかがいました。

夜分お邪魔いたします。
こちらでは「はじめまして」ですね。
何度かチラッとは拝見しておりましたが……リアルでもお会いしていたとは存じませんで、申し訳ございませんでした。
また、最近あまり手入れしていない私の日記サイトもご覧頂いているようで……ありがとうございます。

また今後ともどうか宜しくお願いします。

Re: 「感受性が違う」か!

まほろさん、こちらにもようこそ。今日はお話できてよかったです。
「感受性が違う」と考えると、いろんな点で説明が付きますね。
「発する側の問題」までは気付きませんでしたが、そのとおりと思います。
ちょっと話がずれるかもしれませんが、しーたさんの言葉を借りると、「(緊張して神経をはりつめていることを)理解してほしいと思います。それだけで、あすぺさんは報われるのです。」となるでしょう。ここでは、「感受性が違うことを理解してほしい」ですが。
定型者と非定型の違いは、多数派と少数派の違い(=相対的なもの)でしかなく、どっちが正しい(=絶対的なもの)とか上下関係は存在しないと。受け手が「過剰な叱責」と感じたことを、そのまま受け止めてほしいと。
たったそれだけのことだけど、最も難しいことかもしれませんね。

Re: ごあいさつにうかがいました。

paix31415さん、訪問ありがとうございます。昨日はお話しできてよかったです。
私もいろんなこと書いています。写真も見てやってください。
paix31415さんのサイトも、また見させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。

こんにちは。

まささん、こんにちは☆
以前お会いしましたmimiと申します。
偶然にも私のブログに来て下さりコメント頂きまして
ありがとうございます。
またお会い出来るかと思いますので、ヨロシクお願いします。

少しズレるかもしれないですが、私も自分の感情に自信を持てない時があるというか、わからなくなる時があります。
自分の気持ちを素直に表現することが苦手です。

それも自覚の困難さからきているのかなと思いました。




Re: こんにちは。

mimiさん、ブログお持ちだったのですね。お会いした方だとまったく気付いていませんでした。びっくりです。
イラスト、とても好きです。
私のブログ、いろんなこと書いているでしょ。それぞれの分野の友人が、その分野外の記事にコメントをくれるのがうれしいです。
そう、「自覚の困難さ」であって、感受性そのものはいっぱい持っているはずなのです。私たちは、それを無難な言葉のやりとりで表すのでなく、絵、音楽、演劇、スポーツ、小説、技術、政治など、それぞれの形で表していると思います。
まずは、自分の表現方法を大切にすることで、自信を回復していくのが、自分自身を取り戻す近道かもしれませんね。
近々お会いできるかな。そのときはよろしくです。

こんばんは。

こんばんは。

私のCafe長文??日記をご覧頂いている方も……まささんまほろさんうららさんkyotoさん……他いらっしゃいますので、ちょっと頻度を高めようかな、って思いました。早速いつもの社会派ネタですが、更新いたしました。
やれやれ、Cafeの方ではいつになったらカミングアウトできるのやら……と思ったりもしております。
まあ……無理せず、マイペースで……ぼちぼちと、でしょうか……。

Re: こんばんは。

paix31415さん、 こんばんは。
日記、過去分も少しずつ読ませていだいていますよ。
私は、週に1,2回の更新がやっとです。ネタは常に枯渇状態です。
テーマによってブログを分けている方もおられますが、私の場合は、「すべてが私」と考え、1つのブログに書いています。趣味などの仲間が、その分野外の記事にコメントいただけるのがうれしいです。
何かを伝えようと意図しなくとも、自分が大切にしている思いを少しずつ書いていけばいいのかなと思っています。
頻度もテーマも、そう考えればおのずと方向が出てくるかも。ぼちぼちいきましょう。

No title

>まささん

ありがとうございます。
少しずつでも自信が持てるように頑張りたいと思います。

実は見て下さったFC2ブログを、イラストの活動日記として内容を一新する事にしました。
ヤフーブログも持っていますので、もし良ければ覘きに来てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/miemiemietrain

またこちらにちょくちょくお邪魔します。


Re: mimiさん

ブログ紹介ありがとうございます。早速おじゃましました。
私のブログにリンクを貼らせてくださいね。Yahooの方を貼りますね。
そう、kyotoさんのブログにもあったように、自信は他者との関わりの中で生まれてくるものと思っています。といっても、欲しているときは手に入らないもの。気負わず、ぼちぼちやりましょう。
また遊びに来てくださいね。近々会えることを楽しみにしています。

日本の原風景……

山間の谷間に拡がる段々畑や棚田……良いですね。
考えてみれば、渓流も川の流れも急な国日本で、それらの景観の方が平野的な景色よりも多くなりますね。

昨年、能勢の方に何度も行きましたが、こういった風景が残っていて、いいところだなぁ……って思いました。

いつまでも緑豊かな農村風景が残ってくれることを願って止みません。

Re: 日本の原風景……

paix31415さん、写真記事も見ていただけましたか。そういえば、棚田の風景をいくつも載せていましたね。好きな風景です。
後継者など、きっと難しい面もあるのでしょうが、これら日本の原風景、いつまでも残っていてほしいですね。

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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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