敏感(過敏)さと鈍感さ~凸凹ではないと考える~

発達障害者は、よく敏感(過敏)さと鈍感さの両方を持っていると言われます。暑さ/寒さ、味覚、痛み(皮膚感覚)などの身体感覚を想定していますが、心の痛みといった心理面も含みます。
凸凹として、等価な関係で書かれていることが多いですし、実際そのように見えます。
でも、私はそうではないと考えています。今回は、「鈍感さ」について考えてみました。
「鈍感さ」の最大の要因は、まわり(定型社会)からの抑圧によって、麻痺させられ、頑張りを強要されてきたためでしょう。このことは、以前の記事で紹介させていただいたしーたさんなど、多くの方が書かれているので、ここでは割愛します。これを取り除く(まわり、社会が変わる)ことが急務であるのは、言うまでもありません。
しかし、鈍感さの原因はそれだけではないと考えています。前々回の記事「感受性の豊かさと、その感情を自覚することの困難さ~お友達のブログより~」のとおり、「感じていても意識(自覚)することが出来ない」ために、「気付かない」ためではないかと思っています。本当に気付いていないのではなく、体や心はしっかり感じているのに、意識に上げられない状態ではないかと。
感受性と自覚のギャップは、大きなストレスにつながります。二次障害の大きな原因でもあるでしょう。単なる「凸凹」と考えていると、そこにストレスが発生していることを見落としてしまいます。

今回はここまでにして、まずは「鈍感さへの考察」について意見交換できればと思います。
次回は、このギャップを小さくすることが出来るかどうかについて、少しずつ進めたいと思います。少しだけ触れますと、前々回の記事の後半で触れた、「(私が)無意識に選んだり避けたりしているのかもしれない」という部分について、もう少し突っ込んで考察していきたいと考えています。

私は、この分野の学術的なことは何も知りませんので、既に明らかになっているなど、何か参考情報がありましたら、お教え頂けると幸いです。

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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

コメント

そう!

自分の痛み(身体的・精神的)の自覚が薄い…
最近、身にしみて感じたことがあります。

実は、先日、逆流性食道炎+胃炎であることがわかりました。

今、思い返すと、数年前から、胃が痛かった"よう"なのです。
けれど、ごく最近までまったく気がつきませんでした。

実は、胃と意の周辺にものすごい力を入れて、痛みを我慢していたようのです。
もちろん、無意識に。

体全体のこわばりがひどくなってきて、初めて、自分が胃にものすごい力を込めていたことがわかりました。

…で、力を抜いたとたん、ものすごい胃の痛み!
こんな痛みを無意識に押し込めてがまんしてたのかー!
自分でびっくりしました。

なんて、鈍感なんだーーーーー!

胃カメラを飲んだら、逆流性食道炎と胃炎でしたorz

きっと、他にも、無意識に押し込めてしまっていることってあるんだろうなと…

最近は、それを探すべく、自分の体や精神に気持ちを向けています。

※長くなりました!ごめんなさい!

こんばんは

私の場合は発達の鈍感とは違うのかもしれませんが、子供の頃、私には抱えきれないほどの精神的痛みや苦しみを経験し、それは傷となり時間が経っても痛みつづけました。
それを感じ続けても大丈夫な程、私は強くなかったため、自分の感情に蓋をすることを選びました。
今から思えば、その傷に対してだけ器用に感情を鈍感にできることなど無理な話で。
ですから、今思えば本来の感受性を大幅に押さえ込んでいたし今もその状態のようです。
それを、あまり感じないのは神経を張りつめた生活に慣れすぎているため過敏な部分も持ち合わせているからだと思います。
なんか、記事の問いとずれていたらごめんなさい(^_^;)
今は自分の別の問題で精一杯なもので、こんがらがってしまっているかもしれません。

Re: そう!

しーたさん、今回も1番乗りのコメントありがとうございます。
しーたさんの場合、ほんとがんばって、感覚を麻痺させてきたんですね。まわりに合わせるべく。
うまく言えないけど、そのつらい経験、決して無駄ではないから、もう、これ以上がんばらないで。仕事だけでなく、すべてのことに。私からのお願いです。
そう、体のこわばりのように、意識(自覚)がなくとも、どこか体に表れているはずなのです。微弱かもしれませんが、サインは必ず出ていると思っています。もしかしたら、私たちは鈍感なのでなく、意識化(言語化)と異なる感じ方をするだけかもしれません。
一番必要なのは、「自分を信じる」ことだと思っています。意識化できなくとも、自分の体、心の反応を信じてあげること。私たちが最も奪われやすいものだけに、難しいことかもしれませんが。

話は少しそれますが、社会に発信していく仲間として(私は非力ですが)、今どういったことが必要かなどを、どこかでお話できればと思っています。

Re: タマさん

タマさんのつらい過去、私ではとても受け止めきれないだろうけど、その一部分でも、自分を取り戻すことを一緒に考えていけるなら、少しずつやっていきましょうか。
そう、傷にだけ蓋をすることは出来ず、あらゆることに鈍感にならざるを得ないものです。でも出会いや経験をするたびに、「これは大丈夫」って、張り詰めた神経をひとつずつゆるめていけると思います。
kyotoさんが言うように、「自尊感情は他者との関わりで作られる」と思っています。きっと、その仲間はいますよ。

まささん、あたたかい言葉ありがとう(^-^)
時間はかかるだろうけど、克服できるように頑張ります。
今は、いろんな仲間がいてくれますから♪

Re: タマさん

そう、いろんな仲間がいますよ。ぼちぼちやりましょう。
私たち、無理しないことから始まります。あせりは禁物、「何かいいことがあるかも」くらいに思っていると、きっといいことありますよ。

おひさしぶりです

今回の記事の内容に、とてもとても賛同します。
信号を受け取るアンテナが弱くて他の感覚で代用していること、
感じていても、自分が間違っていると思って押し込めていること、
いろいろあります。
特に、置かれてる状況などのストレスが強いと、一見無関係な他の感覚が一緒に殺されてしまうようなご経験はありませんか?

「自分を信じる」ことは本当に必要なことですよね。
信じる素地がないと、そのうち感じていたはずの感覚まで封印されていきます。「自分を感じる」ことと言ってもいいかもしれません。
一番大事なのは、自分ではない他の誰かに「辛そうだけど、大丈夫?」と声を掛けて貰えることかもなぁ、と最近思っています。

Re: おひさしぶりです

紫嶋桜花さん、おひさしぶりです。桜花さんの最近の記事にコメントしようと思いながら、出来ていません。またおじゃましますね。
次の記事のヒントになる言葉をいくつも頂きました。自分が間違っていると思って押し込めていること、私も、気付いている分の何倍も無意識にしていると思います。
「置かれている状況が厳しいと、他の感覚まで殺されてしまう」、同感です。もたらされている厳しい状況は、理にかなっていない場合がほとんど。他の感覚まで臆病になってしまいます。最もあってはならないことです。
もしかしたら、必要なのは 「自分を信じる」ことのできる環境、これに尽きるかもしれません。感受性はあるはずなのですから。
そのために必要なのは、ただ、誰かに「辛そうだけど、大丈夫?」と声を掛けて貰えること、それだけですよね。何もいらないんです。私たちは、そういう「空気」を敏感に感じ取れますよね。
私たちは、空気を感じ取れないから読めない(=読んだ上での発言が出来ない)のでなく、敏感に感じ取った空気に対する反応が定型者と異なるだけのことも多いのではと、最近考えています。感じ取れない部分がないわけではありませんが、、、

2度目です(^-^)

また、ちょっと考えたので書いてみます。
子供の頃から、私はこう感じても、こう表現しても、みんなは、それを良くは思わないとどこかでわかっていました。
ですから、自分がどう感じるかより周りがこういう場合、どう感じるかばかりに頭を使い続けてきた結果、自分の気持ちに鈍感になる場合もあるのではと思いました。
きっと、数え切れないくらいの要因があると思いますが。
私の場合は自分の感覚は無に近かったため、その押しつぶされた自分の感情、欲求が強いものはずば抜けて過敏になってしまったように感じます。
私の場合、多くの人は誰しも求めるであろう、人の温かさへの欲求です。
それは、良いものでは人の温かさや絆、心の繋がり的なものを察知する感受性です。
悪くでてしまったのは人間不信や心のない上っ面なものがわかってしまう感受性です。
この2つが同時に過敏に存在する場合、本当にしんどく振り回されます。
この感受性は私を救ってくれたものですが、こだわりすぎてしまっているとも感じます。
もっと、ラフな気持ちで過ごしてみたいものですね。
なんだか、ずれてしまっていたらすみません。

Re: 2度目です(^-^)

タマさん、コメントありがとう。
そう、きっと私も「まわりから攻撃されないようにするにはどうしていればいいか」ばかり考えてきた(今もそう)と思います。そのためには、自分に鈍感になるしかありません。
それから、よく「アスペルガーは人が好き」と言われますが、タマさんのコメントで、その理由が見えてきました。そうなんですよね。私も、人の温かさをすごく求めます。自分のことを単なる甘えたがりなのかなと思っていましたが(現象はそのものですが)、そこにつながっているのかもしれませんね。
同時に、上っ面な関係にも敏感ですよね。私の場合、そう意識できないことが多いようですが、そういう人を避けているようです。
タマさんのコメントから気付かされること、ほんとたくさんあります。

こんばんは

そう言ってもらえて、とても嬉しいです(^-^)
ありがとうございます。

まささんの返事を読んでいると、普段こんな自分だと傷つくことが多く嫌になって変わりたいと思ってしまうのですが、求めてしまうのはごく自然で当たり前なことなのだから、傷つくことが多くてもこの純粋なものを大事にしていても良いのではないかななんて思いました。

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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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