「わかってもらえる人がいない」-満たされない想い

今回は、発達障害を持つ友人と話をしていて気付いたことをヒントにしました。
自分の日々の不安、さびしさは、「わかってもらえる人がいない」という満たされない想いから来ているのかな、と。
でも、私は何をわかってもらいたいか、うまく言葉に出来ません。決して何かをしてほしいわけではなく、ただ「そうなんだな」って受け止めてほしいだけ。しかし、そのことを伝えられません。
ところが、最近ちょっとうれしいことがありました。知り合いが出演するお芝居を観に行って、公演後その役者さんとおしゃべりしたときのことです。

役者さん「お芝居の感想は?」
私「感想はちょっと、、、」
役者さん「あ、そうだったね。感想は顔を見ればわかるよ。」

「あ、これだ」と。これだけでいいんだと。
なお、その役者さんは以前から私のブログを読まれており、私の発達障害を知っておられます。
「感想はちょっと、、、」と言えた自分も、進歩したのかもしれません。今までなら、苦しみつつも何か答えていましたから。

このお芝居のすぐあとに、前々回の記事「続・私は普通なのか普通でないのか」で引用させていただいた、しーたさんの記事に出会いました。私の想いと見事に重なる部分を再度引用します。

「あなたと話をしている、今、このときも
あすぺさんは緊張して神経をはりつめているのです。
そのことを、理解してほしいと思います。
それだけで、あすぺさんは報われるのです。」

今は、わかってもらえる人を少しずつ増やしていけるかもしれないと思えるようになってきました。

発達障害者へのサポートとして、よく「学校などで、ひとりかふたり『理解者』がいること」が言われるかと思います。誰もいないか、ひとりでもいるかの違いは、非常に大きいです。
私の場合、職場以外の人との交流(自転車チーム、劇団など)では、一部の人にだけですが、自分の発達障害のことを言っています。でも、「主たる活動と関係ないのに、私のことで時間を取るべきではないのでは」という思いが先行し、コソコソと自分のブログを紹介するのが精一杯で、積極的には言っていません。
でも、今回音響スタッフとして関わる劇団では、「ひとりかふたり」を確実に得るべく、積極的に言っていこうと考えています。初めての試みです。

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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

コメント

No title

その通りだなと思います。
でも逆に近すぎてわかってるつもりになってる人がいて、それが逆に苦しめる事もあるんですよね。
違うの!そうじゃないの!と思うけど、何がそうじゃないかわからない。このもやもや感、いつかはわかってもらえるのかなと日々闘いですね

おはようございます

今回の記事を読んで反省しました。
まささん、ごめんなさい。
前に映画の話をしたとき、感想を言うのが苦手と言っておられたのに、求めるようなことを書いていました。
私は苦手が、どの程度苦手なものなのか想像できなかったので今回のことでわかりました。
1つ、理解できホッとしました。
私の場合、わからなかったりしたらストレートに聞いてしまうのですが、それは苦ではありませんか?

No title

わかってくれる人は…もちろん多い方がいいのかもしれないけど、
一人でもいいんですよね。
一人でもわかってくれる人がいるか、全くいないか、
この差はとっても大きいと思います。

私はそういう一人に出会えたからだと思います…
「こんな状況でも精一杯に生きてきた私」
と自分を認められるようになってきました。

「ひとりかふたり」を少しずつ広げていきたいですね。

No title

引用ありがとうございます。

そうですよね。

理解してくれる人が、一人でもいてくれたら、
それだけで、ものすごくラクになりますよね。

どこまで(理解の深さ)、
誰まで(理解者の範囲)、
理解を求めてよいのか…

それも、難しいですね。

私も、模索しているところですv-22

Re: はるちんへ

そう、何が「そうじゃないの!」か、うまく言えない。「で、何をしてほしいの?」と言われると、何も答えられなくなる。
ただ、「そういう人もいるんだ」って受け止めてほしいだけ。あなたたちと私の違いは、多数派か少数派かの違いでしかないのだから。
こういう想いをしなくてもいい日のために、日々闘いですね。でも、少数派は社会にとって必要な存在のはず。流されていく多数派の監視役として。自分にとっても社会にとっても必要な闘いと思っています。
はるちんの記事、必ず読んでいますよ。

Re: おはようございます

タマさん、ご心配なく。感想を言いたいときもありますから。
役者さんとのやり取りの最後の行のとおり、私が「それはちょっと、、、」と言ったとき、「そういう人もいるんだ」と受け止めてもらえれば十分なのです。そこからさらに理解が深まるわけですから。
タマさんも、そういうところありません?
これからも、遠慮なくストレートに聞いてくださいね。

Re: 絢未さん

コメントありがとうございます。
そう、一人でもいいんです。「精一杯生きてきた私」に気付かせてくれる人が必要なのですよね。
私の場合は、「告知」してくれた友人がいて、ブログを見に来てくれる趣味の仲間たちがいて、、、でも、みんな四苦八苦している状況です。
自分の持ち場それぞれに「ひとりかふたり」って、決してぜいたくなことではないですよね。ほんとは職場で何とか確保したいところですが、、、

Re: しーたさん

勝手ながら、再度引用させていただきました。想いを同じくすることがいくつもある中で、やはり一番涙したところだったので。
理解者の確保は、実際にはその集まりの活動中に話をすることは無理で、個別に、別途時間を取ってもらって「1本釣り」していくしかない状況です。その上、自分で説明するって、かなりエネルギーを消耗します。
よって、話をする相手も時間も限られますので、今はおのずと限界が決まりますね。まだまだ試行錯誤です。
でも、ブログは、説明ための有効なツールになっています。これからも書き続けていきましょうね。

こんにちは

そうですね。
私もそう思います。これまで支援センターで、そう思ってもらえるように暗中模索の中、話をしてきました。
でも、自分自身のことや障害のことが手探り状態だった私には、とても難航しました。
まささんは、それを実践し始めようとしておられるんですね。
私は一旦、路線変更というか、ちょっと違う道を進むことにしました。
まささんの進む道、応援しています。
私も新たなスタート頑張りますね。
でも、出会っていく人の中に知ってもらいたいと思える人には、これからも少しでも知ってわかってもらえるよう話したいなと思っています。

Re: こんにちは

タマさん、応援ありがとうございます。でも、私もまだまだ暗中模索です。自分自身、それぞれの持ち場で、どういう状態が安心できるのかがわかっていませんから。
また意見くださいね。
それと、タマさんの新たな路線、次に会ったときにでも聞かせてください。

No title

こんにちは、おひさしぶりですね。

なるほど、そうなんだな~と思います。

僕などが、何か意見を述べると
一生懸命応えて下さるのが、かえって「負荷」をかけてるみたいに感じて、
何も書かない日が多くなっていますが、読んでますよ。

でもアスペじゃないのに(仲間内では良くしゃべるのに)
人前に出たら何もしゃべらなくなる人
自分の話がどんなに間違っていても、絶対に間違いを認めようとしない人・・・
そんな若い人が増えているようで、なんだか情けない世の中ですね。

Re: 癌ダム4Gさん

コメントありがとうございます。よろしければ、遠慮なくコメントくださいね。
癌ダムさんの記事、必ず読んでいますよ。
私なんかは人付き合いが不器用ですが、普通より人との関わりが上手なあすぺさんもたくさんいます。もちろん、しーたさんの言葉を借りると、「自然にできるようになったのではない」わけですが。
仲間内でしかしゃべらない人、言われた仕事以外は何もしない人(うちの会社か)、、、私は若い人に限らないと思いますが、「自分から動いたら損」「出来ない方が得」という社会全体の雰囲気がどんどん強まっていくようで、非常に気持ち悪いです。今に始まったことではないでしょうが、、、
そう感じるのは、アスペと関係あるのでしょうか。

No title

アスペとは関係ないと思います。

実力主義評価と言う名の、結局は減点法の勤務評価方式が生んだ
弊害と言う気がします。

もっとも、働く側の身勝手が生んだシステムと言う気もしますけどね。
どちらにせよ、情けない世の中です。

政権が変わって、世の中も変わり始めると良いですね。

Re: 癌ダム4Gさん

> 実力主義評価と言う名の、結局は減点法の勤務評価方式
なるほど、減点法だったのですね。働く側の勝手な解釈によるところが大きいと思いますが、労使に関係なく、社会全体が自分でものを考えなくなってきて、減点法しか出来なくなった気がしています。(非常に偉そうな言い方ですが、、、)
でも、マイコン搭載の家電品、AT車、休暇申請といったオフィス業務の徹底したコンピュータ化、、、決められたとおりにやるのが正しいとされる現代の状況では、それも不可避かなと思っています。悲しい世の中です。
アスペと直接関係ないでしょうが、みんなが「そういうもの」を、かたくなに「おかしい」と言う頑固さは、アスペの得意技かもしれません。
「下部構造」がこうですから、私は政権交代にあまり期待していませんが、それでもどんな変化が起こるか少しは興味を持って見ています。

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まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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