鉢伏自然歩道サイクリングと最近の自転車の話

茨木市の鉢伏自然歩道を自転車で走ってみました。
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(大阪府茨木市 2021年5月)

国道171号 豊川橋北交差点を起点に、北へ進みます。
川端康成先生旧跡・関西大倉学園を過ぎると、道がぐっと狭くなります。
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白い花です。
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さらに進み、鉢伏山へ向かいます。
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山頂との分岐点に自転車を止め、歩いて山頂へ。
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山頂は明るく、新緑が鮮やかです。奥に碑が見えます。
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少しですが、遠くの町も見えます。
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免山へ向かう道は山道なので、引き返します。
稲荷神社があります。
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長い階段を上り下りします。
このあと、府道1号より彩都経由で戻りました。半日の行動です。
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前回訪れたのは晩秋、2004年12月初めです。北から南へ走ります。
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重い雲がかかっています。
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今回も、この自転車で走りました。
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10年ほど、自転車から離れていました。日々乗っているものの、レースやサイクリングには出ていませんでした。
しかし、コロナ禍で近郊の公共駐車場が閉鎖され、近くの山歩きが困難になったため、自転車で近場を回ってみました。
短時間で楽しめるサイクリング、やはりいいです。
少しずつ復活していきます。

お立ち寄りのしるしとして「拍手」に一押しよろしくです。

(追記は、ロードバイクに詳しい人向けです。) ここからは、自転車に詳しい人向けになります。
ネット上で見ただけですが、この10年でロードバイクがかなり変化していることを知りました。
1. タイヤの太径化とリム幅のワイド化(23Cから25C, 28Cへ)
2. フロントのコンパクトギア化(標準が52-39から50-34へ)
3. スプロケットのワイドレシオ化(11-34Tなど)
4. ディスクブレーキの普及
5. 「グラベルロード」という新しいカテゴリー(シクロクロス? ツーリング?)

大きく進化しており、興味深いです。
ただ、自転車を買い直したりパーツを入れ替えたりする必要はなさそうです。

ここからは私の個人的意見です。
1(タイヤ太径化):総合力は23Cより25Cの方が高いと言えるでしょう。基本的に歓迎です。
日常用として25Cや28Cを使ってきた経験から言うと、2mmの違いは「性格の違い」です。
ネット上では、「太い方が転がり抵抗が少ない」と言われていますが、これはライダーの体重と空気圧の考慮が必要なはずです。23Cと25Cを同じ空気圧にすると、25Cは乗り味が硬くなり、実用的でありません。
タイヤ幅に適したリム幅が言われていますが、従来のナローリムも、メーカーのサイトに「推奨タイヤ幅:19~28 mm」と明記されているなど、最適でなくとも25Cは使用可能でしょう。(ただし、フレームやブレーキアーチへの干渉がない場合)
また、欧米人より体の小さい(=体重の軽い)日本人の場合、23Cであっても高い空気圧(7.5bar以上)は不要です。
そう考えると、完成車の急速な25C化は、海外ライダーへの最適化、安定な乗り味、空気圧管理の緩和(初心者が23Cの空気圧を管理するのはなかなか大変)あたりが狙いのよう見えますが、どうでしょうか。

2(コンパクトギア):10年前、コンパクトギアはサードパーティー製しかありませんでしたが、今やSHIMANOの標準がコンパクトギア。これは大歓迎です。
当時、私は12-25T(9速)のスプロケットを13-28Tに改造し、コンパクトギア相当のギア比にして使っていました。28Tはリアディレーラーの規格外ですが、ぎりぎり使えました。
ヒルクライム大台ケ原では28Tが大活躍、このおかげで1時間30分を切るタイムが出たと言っていいでしょう。ただ、北摂の山ではほとんど使うことがありませんでした。

3(スプロケットのワイドレシオ化):最近は11Tトップが標準のようですが、これは歓迎できません。11Tが有利なのは、恐らく50km/hを超える下りでの加速。熟練者以外使えないでしょう。初心者が出すスピードではありません。
ロー側も、フロント34Tに30T以上のローギアを必要とするのは、よほどの激坂でしょう。激坂を5km/hあたりで安定に登るのは至難の業、ギア比を小さくしても登れるとは限りません。
12Tトップのスプロケットを充実させてほしいところです。

4(ディスクブレーキ):小さな握力でリムブレーキより大きな制動力が得られるのは歓迎です。女性など、手の小さいに方とっては朗報でしょう。
しかし、扱いのデリケートさや価格の高さ(油圧ディスク)を考えると、万能でなく選択肢のひとつと考える方がいいでしょう。

5(グラベルロード):未舗装路向きでディスクブレーキ装着、多様な太いタイヤに対応など、今までにないカテゴリーです。
ただ、ドロップバーの付いたMTBのようにも見えます。
銘柄によってはキャリア装着可と聞きます。ということは、かつてのキャンピング車(ランドナー)に似た性格を持っているとも言えるでしょう。
しかし、ほとんどが舗装路の日本で、必要な場面がどれくらいあるのでしょう。ランドナーは、舗装率の上昇とともに衰退していきました。
主たる市場は海外なのでしょうか?

番外:SHIMANOが8速のCLARISシリーズを出したのは、非常にうれしいです。初心者にはこれで十分ですし、旧車の補修用としても使えます。スプロケットに13-26Tがあるのも安心です。日常車を延命できそうです。

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

コメント

No title

はじめまして
タイヤやグラベルロードのことが書かれていたので、僕の知っていることを少しお話しさせてください。
昨今のタイヤが太くなってきているのは、アメリカの ReneHRSE Cycles が多くの実験によって導き出したことが、ロードレース界にも浸透したためです。48C等の太さでもサイドケーシングが柔らかければ細いタイヤと同等に転がると言うものです。
ReneHERSE Cycles は All-road bike と言うカテゴリを提唱しています。All-road bike は48Cくらいのスリックで、ダートを含んだサイクリングに適しています。マッドガードを付けると現代のランドナーと言って差し支えないでしょう。
グラベルロードは当初は35Cくらいのブロックパターンでしたが、All-road bike の流れから48Cくらいのブロックパターンに変わってきました。
ReneHERSE Cycles が発信することはどれも興味深いです。
https://53m2aubpgu2czt4aezaq42skoy--www-renehersecycles-com.translate.goog/a-journey-of-discovery-part-1-what-we-used-to-ride/

Re: INTER8さん

はじめまして。コメントありがとうございます。
サイドケーシングが転がりに関係する、納得です。
タイヤの進化が今までの常識を塗り替え、自転車全体を変えていったと見ています。
ReneHERSE Cycles の「サイクリングの神話(1):幅の広いタイヤは遅い」が、このあたりの話ですね。
All-road bike 面白いです。今の技術をもってすれば、当然のことですね。
今後ともよろしくです。

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まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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