「共感性」の再考-私のアスペルガー特性の考察

先日の私の記事「私のアスペルガー特性について-共感性の欠如」に対し、ブログコメントだけでなく、メールやおしゃべりの中でいくつか意見をいただきました。それも含めて、再度整理してみました。
<このテーマを取り上げた背景>
実際に、私が相手の方に大きなダメージを与えてしまった事例から、その問題点を整理すべく書くことにした。いろいろ考えていく中で、「共感性」という言葉にたどり着いた。
<「共感性」の定義>
ここでの「共感性」は、先の記事でも書いたとおり、「感情の共有」の中でも、「人間に本能的に備わっているもの」と定義します。つまり、無意識でのこと。意識的に「相手に思いを馳せる」(相手を思いやる)ことや、相手の置かれた状況を客観的に読み取るなどは、別の心の動きとします。
<事例での私のとらえ方について>
事例では、相手が私に伝えようとしていた「今、つらいの」という思いに、私はまったく反応せず、片すみに書かれた具体的な問題にしか目が向かなかった。ただ、文章のほとんどを占めるその部分を読み落とすことはない。状況も十分把握できた。でも、私の心は反応しなかった。その結果、相手にさらにつらい思いをさせてしまった。
<他の要因との関連と違い>
ただ、上記をすべて「共感性の欠如」と結びつけるのは短絡的であろう。いろんな要因(経験)と重なって出てきているはず。
ひとつには、男女差(ジェンダーの違い)。リアル友達から、あっさり「女の人は『うんうん、わかる』と言い合うのが当然だけど、男の人は『どう解決するか』になるからね。」との意見をいただいた。それも否定しない。確かに、産業社会では後者の方が重宝される。私が曲がりなりにも仕事を続けているのは、それを全面的に出していることも関係していると思う。(しかし、私に限らず心が置き去りになっており、多くのサラリーマンが心を病む原因でもあろう)
また、私に対し「やさしい」「以前うれしいコメントをもらった」といった意見もいただいた。私はアスペルガーゆえの痛みも持っており、経験や状況からいろんなことを感じたり考えたりするので、結果として問題が顕著に発生することは決して多くない。
しかし、これらは「後天的に身に付けたもの」であり、先天的に備わっているはずの「共感性」とは異なる。こういったものが重なっているのでわかりにくいが、心の動きを分類分けしていくと、私の特徴が見えてくる。
<別の視点から>
私の「共感性」に関連することとして、友人からこのような意見をいただいた。
1. 「相手はどうこう」「自分はどうこう」ときっぱり分けてしか考えられない。自分、又は相手に重ねるという事がまったくできない。
2. (他人との)共通点は山のようにあるのにそれに気がつく事ができていない。
2は、複数の方からの意見である。
これは、私の共感性を別の角度から見たものと考えています。
ただ、これを自分で考察するのはまだ困難なので、今回は掘り下げません。

40歳を過ぎて、やっと自分の特性に気付き始めました。今は、「もっと気をつけなければならない」でもなく、「特性だから仕方ない」と開き直るでもない、新たな展開(学び)ができないか、模索しようと思っています。

テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

コメント

ご無沙汰してます

どうもε=ε=

いつも楽しく拝見させて頂いてます。この記事いまいちピンとこない部分があるのですが、興味深い内容故に気になるので、詳しく教えて頂けないでしょうか?

Re: ご無沙汰してます

みなみさん
コメントありがとうございます。ごめんなさい、みなみさんって複数いるので、、、1ヶ月ぶり、で合っているかな。
ここでひとつ補足するとすれば、「私(たち)を、アスペルガー関連の本によく書かれている、『相手の気持ちがわかない』なんて単純な言葉で説明してほしくない、でも、普通読み取れるものをスルーしてしまうことがある。」かな。
ただ、このテーマは、まだ自分にとって「雲をつかむ話」なので、うまく書けません。新たな発見があれば、また取り上げようと思っています。
みなみさんは、このテーマでどんなことが気になりますか。

No title

う~ん、難しい・・・一度読んだくらいでは頭に入らない。
と言いつつ2度読んだが、やっぱり難しい。

この記事、3回くらいに分けて読み安く書いた方がいいかも?
・・・と、思いました。

Re: 癌ダム4Dさん

難しいというより、言いたいことがつかめないのでは、と思います。
今回の記事、私にとっては、実態のつかめないブラックホールのようなものを、その周囲を固めることで把握しようとし、それらしいものにとりあえず「共感」という言葉を当てはめた、という感じですので、本人すらよくわかっていません。
この事例はここまでにしようと思っていますが、この「ブラックホール」をちょっとでも見えるものにすべく、また取り上げていきます。次は何回かに分けて少しずつ。

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Re: 鍵さん

ご心配までいただき、ありがとうございます。私は元気です。
非公開ではもったいない内容ですが、、、とりあえず。
送り手/受け手の相互関係の2例、非常にわかりやすいです。
答えはひとつでないこと、よくわかります。無難な関わりでは何も生まれません。
でも、ひとつでない答えを、そのときの状況で選び取ることも含めて、送り手の力と思います。それを、「アスペルガー=弱い」なんて単純な構図で考えたくありませんが。
昨日も、会社内のある会議で、保身しか考えない無難な発想でみんなが合意しかけていたところに、私が反対意見を出して、流れを変えましたので。(私の意見に流れ始めると、みんなそちらになびく、、、)
次は公開でよろしくです。

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Re: 鍵さん

そうですね、ありがとうございます。

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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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