社会評論家・芹沢俊介さん講演会レポート

先日の記事「芹沢俊介さんの発達障害関連講演会の案内です」のレポートです。

講演会「ひきこもること・・・共に生きられる家族であるために」
2012年3月24日(土)14:00-16:00
すてっぷホール(阪急豊中駅下車すぐ エトレ豊中5F)
講師 :芹沢俊介さん
主催 :豊中市社会福祉協議会

芹沢さんは今年70歳。でも、長身で背筋が伸びた「紳士」の姿は、年齢を感じさせません。
壇上で立ったまま話をされます。ゆっくりした穏やかな口調には、とても重みがあります。

話は、ご自身の息子さんの引きこもり体験が中心。
息子さんは、学校の枠にはまった生活に疲れ果て、高校生のときに不登校となります。そして、ひきこもり・昼夜逆転。
しかし、芹沢さんはそれを否定せず、昼夜逆転を「自分で自分の時間を取り戻すために必須のステップである」と力説します。「これをさせないと、引きこもりが長引く結果になる」と。

芹沢さんは、「引きこもるには理由がある。理由があるからプロセスがある。」と続けます。プロセスとは、引きこもりに入る往路、滞在期、そして帰路。
そして、滞在期は変化をはらんだものであり、その変化はいつか表面に出てくると。
ここから、引きこもりを病名(治療の対象)とする考えを、「当事者に即したものでない」と、完全に否定します。必要なのは、当事者を肯定することだと。

何人もの引きこもり当事者から、「この本を読んで、自分の引きこもりを肯定された(理由があった)。」とのお便りをいただいたそうです。そして、この人たちは、この本をきっかけに動き出したとのこと。
引きこもるという情熱 雲母書房 2002

肯定する考えをさらに進めたのがこちらの本。「存在する」こと自体の肯定を提唱しています。
「存在論的ひきこもり」論―わたしは「私」のために引きこもる 雲母書房 2010

芹沢さんの「引きこもるには理由がある」の言葉に、ほんと元気付けらました。そして、私がフェルデンクライスを通して伝えようとしていることとも重なりました。聴きに行ってよかったです。


講演会のオープニングには、豊中市社会福祉協議会が2011年より行っている、引きこもり、発達障害者向け就労支援プログラム「びーのびーのプロジェクト」の詳しい説明がありました。利用者ひとりひとりに合わせたオーダーメイド型支援を行っているとのこと。
地元でこういう取り組みが行われるのは、とても心強いです。応援します。


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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
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