孤立無援-職場での「内と外を分けない実証実験」報告(3)

連載「内と外を分けない実証実験」報告の3回目です。
社内プロジェクトは、「横のつながり」の大切さを会社に認識させたところで終了しました。
本格的な改革はこれから、というところで、私は別の方にバトンを渡したわけです。
なぜか? 実は1年が限界だったのです。

このプロジェクト、まったくの孤立無援でした。最後まで、問題点を話し合える仲間をひとりも見つけることが出来ませんでした。
ひとりでは、この路線が正しいのか検証するすべすらありません。
その上、気を抜くと仕事を押し付けられてしまいます。孤立無援では、それすら「私が面倒見ないといけないのかな」と思ってしまうほどです。

大企業に勤める友人に話をしたとき、このようなコメントをいただきました。「大企業なら、どこかに少数派の意見に同調する人がいる」と。
ひとりも見つけられなかったのは、会社の規模によるところも大きいでしょう。
しかし、私がプロジェクトでやってきたことは、ごく当たり前のこと。当たり前のことが通らなかったのです。「ムラ」は、異常なことを「当たり前」にしてしまいます。

後半は、頭痛との闘いでした。頭痛薬で抑えていると、右の歯ぐきを中心に、右の耳から首筋まで痛み出しました。
その他、体の不調があらゆるところに出始めました。休暇を頻繁に取って、年末まで続けるのがやっとでした。

でも、私が壊れずにやってこれたのは、仕事の路線を自分で選択してきたからだと考えています。
思っていることと行動の乖離-企業の生産性への考察(2009年12月31日)のとおり、自分の考えと乖離した、主体的に取り組めない状況であったなら、もたなかったことでしょう。
これには、過去に例のない(決まった路線が何もない)プロジェクトであったことに加え、私の「まわりに流されない特性」があって出来たと考えています。

次回はまとめです。

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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

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まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
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