風を感じて
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絢未さんの「親子アスペルガー―ちょっと脳のタイプが違います」を読みました
ブログ「にじいろ家族の小さな幸せ」でおなじみの絢未さんが、この3月に出版された本「親子アスペルガー ちょっと脳のタイプが違います」を紹介します。
ちょっと幅広のサイズです。

絢未さん自身の幼少期のことが書かれたプロローグから始まり、続く6つの章は、おおむね2人のお子さんの成長に沿ってまとめられています。これらの章にも、絢未さん自身のことが随所に出てきます。
話はとても具体的です。子どもたちやまわりの人たちとのやり取りが忠実に描かれています。これは、私が紹介してきた、しーたさん、じゅんねごさんの本とも共通します。強いて言えば、しーたさん、じゅんねごさんの本が、理系らしい正確な「実験レポート」だとすると、絢未さんの本には、「正しい」とか「間違っている」を超越した「実録」という言葉が当てはまるでしょう。
話の中で、絢未さんがお子さんを前にして激しく怒る場面が何度か出てきます。読んでいる方がひやひやします。しかし、そこから子どもたちは確かなものをつかみ、絢未さんも学んでいきます。ごまかしでなく、子どもたちと真剣に向き合ってきた結果そのものです。
もちろん、怒る場面は一部分です。子どもの頃ごまかしが大っ嫌いだった絢未さんと、同じくまじめに考えることに長けた子どもたちです。時には科学的に、理論立った話を真剣に語る絢未さんと、それに納得し、成長する子どもたちの姿は、もはや「人並み」ではありません。真のやさしさ、自立心を身に付けていく子どもたちを見ると、人並みになることがどれほどつまらないものかに気付かされます。
この本、決して軽い内容ではありませんが、読みやすいのです。私は吸い込まれるように一気に読んでしまいました。
それは、話が具体的であると同時に、「その瞬間、絢未さん自身が何を考え、行動してきたか」という、絢未さんの「ぶれない軸」が貫かれているからでしょう。そして、絢未さんがぶれないから、子どもたちも確かに成長していくのでしょう。
本の中に、絢未さんが子どもたちに書いて手渡している、絵入りのノートの写真があります。絵がとってもかわいいです。文字もていねいに書かれています。
また、指やイラストの九九、補助付きの箸や鉛筆など、いろんなものが紹介されています。これらは、発達障害児に限らず、役立つケースがあることでしょう。
この本、発達障害児を持つ親御さんだけでなく、すべての人に強くおすすめします。必ず新しい発見があります。
絢未さん、すばらしい本をありがとう! 「サメのえさ」「予防接種」の話、すてきです。
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話はとても具体的です。子どもたちやまわりの人たちとのやり取りが忠実に描かれています。これは、私が紹介してきた、しーたさん、じゅんねごさんの本とも共通します。強いて言えば、しーたさん、じゅんねごさんの本が、理系らしい正確な「実験レポート」だとすると、絢未さんの本には、「正しい」とか「間違っている」を超越した「実録」という言葉が当てはまるでしょう。
話の中で、絢未さんがお子さんを前にして激しく怒る場面が何度か出てきます。読んでいる方がひやひやします。しかし、そこから子どもたちは確かなものをつかみ、絢未さんも学んでいきます。ごまかしでなく、子どもたちと真剣に向き合ってきた結果そのものです。
もちろん、怒る場面は一部分です。子どもの頃ごまかしが大っ嫌いだった絢未さんと、同じくまじめに考えることに長けた子どもたちです。時には科学的に、理論立った話を真剣に語る絢未さんと、それに納得し、成長する子どもたちの姿は、もはや「人並み」ではありません。真のやさしさ、自立心を身に付けていく子どもたちを見ると、人並みになることがどれほどつまらないものかに気付かされます。
この本、決して軽い内容ではありませんが、読みやすいのです。私は吸い込まれるように一気に読んでしまいました。
それは、話が具体的であると同時に、「その瞬間、絢未さん自身が何を考え、行動してきたか」という、絢未さんの「ぶれない軸」が貫かれているからでしょう。そして、絢未さんがぶれないから、子どもたちも確かに成長していくのでしょう。
本の中に、絢未さんが子どもたちに書いて手渡している、絵入りのノートの写真があります。絵がとってもかわいいです。文字もていねいに書かれています。
また、指やイラストの九九、補助付きの箸や鉛筆など、いろんなものが紹介されています。これらは、発達障害児に限らず、役立つケースがあることでしょう。
この本、発達障害児を持つ親御さんだけでなく、すべての人に強くおすすめします。必ず新しい発見があります。
絢未さん、すばらしい本をありがとう! 「サメのえさ」「予防接種」の話、すてきです。
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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体
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コメント
No title
Re: 絢未さ~ん
「世界で一番こわい」ですか。「テーブルをバーン!」の音が聞こえてきそう(笑
ほんと、「ほんの少し、多くの人たちと違う解釈をしてしまう」だけなんですよね。
ひとりでも多くの人に読んでもらえるよう、微力ですが声をかけていきます。
会えるといいですね。サインもらいに行きますよ~
ほんと、「ほんの少し、多くの人たちと違う解釈をしてしまう」だけなんですよね。
ひとりでも多くの人に読んでもらえるよう、微力ですが声をかけていきます。
会えるといいですね。サインもらいに行きますよ~
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ひやひやさせてごめんなさい(笑)
子どもたちは「世界で一番こわい」と言ってます。
ほんの少し、多くの人たちと違う解釈をしてしまう、
それが大きな誤解やすれ違いになるんですね。
読んでくださった方が、お子さんに向き合う時に
思い出してもらえたら嬉しいなと思います。
いつか、お会いできたらいいですね~!