「人間様が大っ嫌いで、でも死ぬほど好き。」-堀川ひとみと共に社会へ発信する

先日の記事「発達障害界の歌姫・堀川ひとみを応援してきた1年を振り返る」の続きです。
ひとみさんより、私のブログについて「私とちょっとずれたところで、同じ方向を向いて走っている」と言っていただいたことがあります。
ひとみさんの、発達障害に限らずこの社会に生きづらさを感じるすべての人と共に歩もうとする姿勢、そして私たちから社会全体に「互いに理解しあうことのすばらしさ」を呼びかける行動に、私は強く共鳴しました。先の記事でピックアップしたところは、それを示した部分だったのです。
私は、ひとみさんがそういう方向に向かうのがとても自然なものと感じています。今回は、なぜそう感じるのかについて触れてみます。うまく言葉に出来ないと思いますが、含みを持って読んでやってください。

ひとみさんの3rdアルバム「最初の人」side Aでは、理解されない苦しみ、怒りが赤裸々に歌われています。こちらがいくら「人間様」(=多数派)に近付こうとしても届かない想いが、痛いほど伝わってきます。先日の関西ライブでは、「侵略」を歌うひとみさんの足元から炎が見える思いがした、と言う人もいます。
その怒り、きっと半端なものではないでしょう。まとも受け止めると、受けた人が壊れてしまいます。
私も、怒りに関しては負けないつもりです。長年「内と外」に分けられ、「違い」を「間違い」とされてきた多数派に対する私の怒りも、半端ではありません。
ここで、つい最近(40歳を過ぎてから)にも、私に対しそういう「侵略」があったことを告白しておきたいと思います。もちろん発達障害界ではありません。「ひとりひとりの違いを大切にする」を学ぶ場において起こったことを、私は決して許しません。

でも、それだけにひとみさんの方向が自然に見えるのです。怒りが、その相手に直接仕返しすることにならないのです。
3rdアルバムside Bの「明日難民-それでも明日を生きるには?-」で、ひとみさんは「ワカラナイモノを笑い 通り過ぎる人たちよ あなたの心に『理解』はあるの?」と歌っています。さらに、「全てのことに理由がある・・・あなた自身を理解せよ! 苦しみ全て手土産に 明日を!!」と。
苦しんできたからこそ、ひとみさんは互いに理解することの喜びに気付いたのです。その苦しい体験をもとに、社会全体(多数派)へ、理解しあうことのすばらしさを呼びかけるのです。これが、ひとみさんの「仕返し」ではないかと考えます。
さらに、私はひとつ付け加えます。多数派が自分らしく生きられているか? 私は「No」だと考えています。「普通」の呪縛にとらわれて、「普通」でない者に対し、「笑い、通り過ぎる」ことしか出来なくなっていると。
そう考えたとき、必要なのは「対立」でなく「共に生きる」ことではないかと気付いたのです。そして、それを呼びかけられるのは私たちではないかと。

ひとみさんは、「正直なところ・・・の話。」(2011年1月25日)に、「人間様が大っ嫌いで、でも死ぬほど好き。」と記しています。また、「大阪ライブ御礼!」(2011年1月30日)では、「ワレワレ、アスペさんだから一方的にわかってほしくて啓蒙しているんではないんですよ。一方的に理解されるとか、一方的に理解しようとするとか、そういう不公平がイヤなのです。」と記しています。
「発達障害」は私たちの出発点。でも、発達障害者だけが苦しいわけでないことも知っています。生きづらさを感じている全ての人が、そして社会の全ての人が、「対立」でなく「共に生きる」ことを、ひとみさんと共に呼びかけていきたいと思います。

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(追記は、この記事を書くにあたってヒントになったことの紹介です。)
ひとみさんの姿勢と重なった記事を紹介します。この記事に助けられて、今回の記事を書き上げることが出来ました。
「人生の冷たい仕打ちへの仕返しが出来るのは愛情だけだ」
この言葉が、今回の記事を書き上げるキーとなりました。ここに出てくるオノ・ヨーコさんの話がわかりやすいと思います。

ここに登場する方々を簡単に紹介します。
中野マリ子さん:私の20年来の知り合いです。大阪・釜ヶ崎で、長年野宿者支援の活動をされており、年に数回「おとなが育ち会いたい集まり」という通信を発行されています。ワープロ打ちはほとんどなく、ほとんどのページが手書きです。
この通信に、上記の記事が転載されていました。
img012.jpg

中野マリ子さんに関する参考記事:http://www.ne.jp/asahi/nagumo/kaito/people/044-na/044-na.htm

大森れいさん:直接の面識はありませんが、この本に登場します。
なお、双子姉妹の大森あいさんとは、中野マリ子さんの縁で面識があります。
自給自足の山里から―家族みんなで縄文百姓自給自足の山里から―家族みんなで縄文百姓
(2005/12)
大森 昌也

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『自給自足の山里から 第139回 愛情が沸き出る“日本じゃない世界”』:京都・MKタクシーの「MK新聞」の連載記事。上記の本は、その記事をまとめたものです。

私が今ここにいるのは、このようなすてきな人たちと出会い、その人たちからいろんなことを学んできたからに他なりません。
これからも、出会いを大切にしていきます。

テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

コメント

No title

こんにちは

私も堀川さんの歌がとても好き。怒りの部分やわかってもらえない悲しみ、ものすごく自分に重なるから。

でも、それと同時に耳が痛い部分もありました。なぜなのかなあと思っていたのです。明日難民とか・・・。

それは私自身が周りを理解しようとしなかったことにありました。

発達障害のこと「わかってわかって、知って知って」って言うばかりで、こちらから理解しようとしていませんでした。

あまりの怒りと悲しみに我を忘れていたのかもしれません。

それに気がついたからといって、すぐにどうこうできるわけではないのですが、嘆いてばかりの自分にさよならができる日はもしかしたら来るのではないかと思ったのです。

長文すいません(^_^;)

Re: KONちゃんへ

コメントありがとう。
KONちゃんは確実に進化している。
わかってほしいという思いも必要。そして、KONちゃんは周りをわかろうとする気持ちもちゃんとある。
フェルデンクライス的に言うと、あとはそれらが「統合」されれば、もう大丈夫。
先日の樋口恵子先生は、「共生」を「ともに生きる」だけでなく、「共に生み出す」ものだと言っていました。違った人たちがコラボしあって、新たなものを生み出すことですね。
気付いたら、必ず前に進めますよ。大丈夫。

ありがとう!

まささんはホントに言葉まとめが上手くてしかもエネルギッシュですねo(^-^)o

すてきな記事を本当にどうもありがとう!
このあいだの関西ライブを出発点に、新たなことを始めるよ!
 
エネルギーの少ない私だから
始めることはいつでも命懸けさぁ~(^_^;)
しかも燃費の悪い私ですが(笑)
これからも一緒に生きていくよ。

みんなと約束したものねo(^-^)oライブで!

てなわけで、これからも応援宜しくです♪

Re: ありがとう!

ひとみさ~ん
そう言っていただけてとてもうれしいです。同時に安心しました。
私の受け取り方が合っているのだろうかと、なかり不安でしたので。
KONちゃんのコメントも、すごくうれしいね。彼女は進化し続けている。

ひとみさん、一緒にやっていきましょう!
新たなこと、とても楽しみです。
これからも応援します♪

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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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