風を感じて
いろんな風を感じて生きています。
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「上手になる」
先の日記「俊敏性」で、実はうまく言葉にできなくて書ききれなかったことがある。
それは、「上手になる」(上達する)という点。
この言葉、先の日記でも触れたように、世間では「克服する」とか「努力して人並みになる」と取られがちなので、安易には使いたくない。でも、本来は自分らしく(楽しく)生きるためのもののはず。
そこで、先の日記では「回復でなく創造」と書いたが、今日はそれをもう一歩深めてみたい。
今、私はあるボディワークの講習を定期的に受けていて(一応「指導者養成コース」)、そこからの引用だが、、、障害を持った子どもへのアプローチの例で、指の1本1本を、本人に語りかけながら触り、本人に認識(感じ)させていくワークが紹介された。
私たちは、手の指をそれぞれ別々に動かせるが、足の指を別々に動かすことは難しいはす。でも、手の細かい動きも、生まれつき身に付いていたものでなく、経験(学習)することで身に付けてきたもの。それもごく自然に。「克服する」とかでなく。
例に挙げた上記のワークは、その私たちが経験(学習)してきたことに近いもの。「克服」することが目的でなく、そこから何を学び、何を「創造」するかは本人次第。もちろん、触られた指に興味を持つかどうかも本人次第。
発達障害は、すぐ「あれが苦手」って書き方されるけど、「人並み」という基準を外せば、苦手なことも含め「上手になる」可能性はいっぱいあるのかなと思っています。
私の場合、絵や作文(感想文)が大の苦手だけど、自分なりに「楽しい」と思えることが見つかれば、変わるかもしれない。「人並み」とはさらにずれるかもしれなけど。
難しいテーマを取り上げてしまった。まだ自分の中でうまく整理できていないなあ。
それは、「上手になる」(上達する)という点。
この言葉、先の日記でも触れたように、世間では「克服する」とか「努力して人並みになる」と取られがちなので、安易には使いたくない。でも、本来は自分らしく(楽しく)生きるためのもののはず。
そこで、先の日記では「回復でなく創造」と書いたが、今日はそれをもう一歩深めてみたい。
今、私はあるボディワークの講習を定期的に受けていて(一応「指導者養成コース」)、そこからの引用だが、、、障害を持った子どもへのアプローチの例で、指の1本1本を、本人に語りかけながら触り、本人に認識(感じ)させていくワークが紹介された。
私たちは、手の指をそれぞれ別々に動かせるが、足の指を別々に動かすことは難しいはす。でも、手の細かい動きも、生まれつき身に付いていたものでなく、経験(学習)することで身に付けてきたもの。それもごく自然に。「克服する」とかでなく。
例に挙げた上記のワークは、その私たちが経験(学習)してきたことに近いもの。「克服」することが目的でなく、そこから何を学び、何を「創造」するかは本人次第。もちろん、触られた指に興味を持つかどうかも本人次第。
発達障害は、すぐ「あれが苦手」って書き方されるけど、「人並み」という基準を外せば、苦手なことも含め「上手になる」可能性はいっぱいあるのかなと思っています。
私の場合、絵や作文(感想文)が大の苦手だけど、自分なりに「楽しい」と思えることが見つかれば、変わるかもしれない。「人並み」とはさらにずれるかもしれなけど。
難しいテーマを取り上げてしまった。まだ自分の中でうまく整理できていないなあ。
テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体
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コメント
No title
Re: 春実さん
長い文章になりましたが、単純に「楽しめれば上手になる」というだけの主旨ですよ。
「克服」「回復」という発想、世間ではまだまだ主流で、そのようにしか見てもらえないのがつらいですね。
日記で書きたかったこと、強いて言えば、「体へのアプローチ」についてです。
日記の中の例は、ダウン症などの子どもへのアプローチで、発達障害にそのまま適用できるとは限りませんが、どんな障害でも、どこか体の反応に現れていて、心理学的アプローチでは触れられないことも、体からのアプローチでは簡単に触れられる可能性があると思っています。
私の場合は、いろんな体の動きは出来るものの、その動きが「心地いい」とか、「ちょっといや」といた、微妙なところを意識化することが難しいようです。
「克服」「回復」という発想、世間ではまだまだ主流で、そのようにしか見てもらえないのがつらいですね。
日記で書きたかったこと、強いて言えば、「体へのアプローチ」についてです。
日記の中の例は、ダウン症などの子どもへのアプローチで、発達障害にそのまま適用できるとは限りませんが、どんな障害でも、どこか体の反応に現れていて、心理学的アプローチでは触れられないことも、体からのアプローチでは簡単に触れられる可能性があると思っています。
私の場合は、いろんな体の動きは出来るものの、その動きが「心地いい」とか、「ちょっといや」といた、微妙なところを意識化することが難しいようです。
長くなって・・・
私は、「絵や作文」大得意だった(今も?)ので、個人差って当然だけど、大きいですね~~。
子供の頃、「読書感想文代筆」をどれだけやったことか!(妹のも)
学生時代は、美術と英語が得意でした。あと、ダンス。
でも、苦手だった時間管理とか、ここぞというときの時間は絶対守れるように変わったし、自閉系には見えないらしいです。
(挨拶もできるし、社会常識はだんだん身についてくる)
定型の人達と同じように、苦手なことはまだまだいっぱ~いあるけど。
でも、生きてる限り『変われる』可能性はありますよね。
脳の特徴でどうしてもパニックになりやすい面は、まだまだ課題ですが。
私もボディワークとか、随分色んなことやってきました。
(自叙伝書けそう。笑)
子供の頃、「読書感想文代筆」をどれだけやったことか!(妹のも)
学生時代は、美術と英語が得意でした。あと、ダンス。
でも、苦手だった時間管理とか、ここぞというときの時間は絶対守れるように変わったし、自閉系には見えないらしいです。
(挨拶もできるし、社会常識はだんだん身についてくる)
定型の人達と同じように、苦手なことはまだまだいっぱ~いあるけど。
でも、生きてる限り『変われる』可能性はありますよね。
脳の特徴でどうしてもパニックになりやすい面は、まだまだ課題ですが。
私もボディワークとか、随分色んなことやってきました。
(自叙伝書けそう。笑)
Re: ばーばらさん
ほんと、百人百様。不思議なものですね。
時間管理は、私は特に意識したことないです。何でもきっちりこなすという意味ではないですよ。
英語、筆記試験は平均レベルでしたが、ヒアリングはまるでダメです。
挨拶は、他人(定型者?)から見ると、未だ「かなりずれている」ようです。
> 定型の人達と同じように、苦手なことはまだまだいっぱ~いあるけど。
そう、苦手の種類や程度がちょっと違うだけなんですけどね。
> 私もボディワークとか、随分色んなことやってきました。
私は、もともとスポーツやってきた方ではないので、この分野はここ数年のことです。自分のASを知る前からですが。
恐らく、まったく異質のボディワークだと思いますよ。
今後、日記にもその関連のことを書く予定ですが、「フェルデンクライス・メソッド」って聞いたことあります?
時間管理は、私は特に意識したことないです。何でもきっちりこなすという意味ではないですよ。
英語、筆記試験は平均レベルでしたが、ヒアリングはまるでダメです。
挨拶は、他人(定型者?)から見ると、未だ「かなりずれている」ようです。
> 定型の人達と同じように、苦手なことはまだまだいっぱ~いあるけど。
そう、苦手の種類や程度がちょっと違うだけなんですけどね。
> 私もボディワークとか、随分色んなことやってきました。
私は、もともとスポーツやってきた方ではないので、この分野はここ数年のことです。自分のASを知る前からですが。
恐らく、まったく異質のボディワークだと思いますよ。
今後、日記にもその関連のことを書く予定ですが、「フェルデンクライス・メソッド」って聞いたことあります?
最コメです。
フェルデンクライスなら、とても若かりし頃友人達と地元の公民館を借りて勉強会してましたよ。
当時、現在より全然知られてませんでした。
講習会にも行ったけど、それはハズレでした。
あれは、言葉をかける人次第ってとこあります。
外人で日本語できる先生がいちばん良かったと記憶してます。
(何しろ、いい日本人先生が育ってなくて・・・)
とにかく、ほんとに色々やったんです。
マイノリティーなものも含めて。
当時、現在より全然知られてませんでした。
講習会にも行ったけど、それはハズレでした。
あれは、言葉をかける人次第ってとこあります。
外人で日本語できる先生がいちばん良かったと記憶してます。
(何しろ、いい日本人先生が育ってなくて・・・)
とにかく、ほんとに色々やったんです。
マイノリティーなものも含めて。
Re: ばーばらさん、最コメありがとう
恐れ入ります。まさかここでフェルデンが通じるとは、まったく予期していませんでした。
日本では「草分け」の頃ですね。私が知ったのは、3年ほど前のことです。
今も無名ですが、以前よりは指導者の実力がアップしていると思います。
> 外人で日本語できる先生がいちばん良かったと記憶してます。
きっと、東京のあの先生ですね。
> とにかく、ほんとに色々やったんです。
ということは、この分野の他のものもですね。アレクサンダーなど。
私は、まだフェルデン1本だけです。
恐らく、自分のASが先にわかっていれば、指導者養成コースには入らなかったでしょう。私が一般向けに教室を開くのは無理です。自分の内部感覚を意識化出来ない状態で、定型者には教えられません。
でも、企業人という接点、またはASという接点で、他の受講生と違う何かが出来ないかと模索しています。それ以前に、自分の特性を知る大きな切り口であるわけですが。
フェルデンについては、いつか日記に書きますね。
日本では「草分け」の頃ですね。私が知ったのは、3年ほど前のことです。
今も無名ですが、以前よりは指導者の実力がアップしていると思います。
> 外人で日本語できる先生がいちばん良かったと記憶してます。
きっと、東京のあの先生ですね。
> とにかく、ほんとに色々やったんです。
ということは、この分野の他のものもですね。アレクサンダーなど。
私は、まだフェルデン1本だけです。
恐らく、自分のASが先にわかっていれば、指導者養成コースには入らなかったでしょう。私が一般向けに教室を開くのは無理です。自分の内部感覚を意識化出来ない状態で、定型者には教えられません。
でも、企業人という接点、またはASという接点で、他の受講生と違う何かが出来ないかと模索しています。それ以前に、自分の特性を知る大きな切り口であるわけですが。
フェルデンについては、いつか日記に書きますね。
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皆は人並みにできることも私にとっては、苦手意識があってできないことは沢山ありますが、何度も経験したり学習したりしていくうちにできることが増えてきました。
買い物や料理、電話なんかがそうです。まだまだ「人並み」ではないですけど(笑)でも、前よりずっと上手に出来ます。
克服っていうとなんか抵抗がありますが、学習していくのは楽しいです。(何か主旨とずれてますね・・・)