風を感じて
いろんな風を感じて生きています。
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私の趣味の原点・電気-発達障害と関係しているか?
私の小さい頃からの趣味である、電子工作に関係する話です。「電気、理科系」カテゴリの第2話です。
今回は、電子機器の修理の様子を紹介します。後半に、この趣味と発達障害との関連について考察してみましたので、最後まで読んでみてください。
私が長年目覚ましに使っている、タイマー内蔵FMチューナーが突然動かなくなりました。目覚ましですので大変です。

電源がまったく入りません。買い替えも考えたのですが、とりあえず修理を試みることにしました。
天板を外したところです。

テスターで、電源回路から探っていきます。20年以上愛用しているテスターです。

電源回路は左側にありました。トランス(正面奥)の1次側、2次側の電圧から見ていきます。問題なく電圧が出ていました。整流器(ダイオードブリッジ)の前後も問題ありません。
しかし、電源IC(中央の銀色のもの)の先に電圧が出ていません。

銀色の板(アルミ板)は放熱器。こんな部品が付いています。左が取り外したもの。
手持ちで替わりになるものがないか探したところ、出てきました。
付いていたものは、「3端子レギュレータ」と呼ばれる「78M12」、手持ちは「7812」。規格が若干異なりますが、おおむね最大電流が0.5Aと1Aの違いのみ。厳密には、消費電流や残留ノイズなどに違いがあるはずですが、たいてい「大は小を兼ねる」でいけるもの。取り替えてみました。

底板を外したところです。ハンダごてで電源ICのハンダを溶かしながら、「ハンダ吸い取り器」(後述)で吸い取ります。電源ICの位置は、右寄りのちょっと黒っぽいところ。といっても、こげているわけではありませんので。
未だ、RoHS指令引っかかりまくりの鉛ハンダを使っています。ごめんなさい。

交換が完了し、ふたをしめて電源を入れてみました。何事もなかったかのように動き始めました。

ちゃんとステレオ受信しています。

工具です。中央のハンダごては、40Wと15W。今回は40Wを使いました。
右端がハンダ吸い取り器。中にバネが入っていて、ボタンを押すと「ポン!」とバネが伸びて口先からハンダを吸い取ります。ハンダがよく溶けた状態を見計らって「ポン!」には、ちょっと慣れが必要です。

この電気の趣味、小学生ときから続いている、私の趣味の原点です。今も続いているのは、同じ趣味の仲間がいたなど、続けられる環境に恵まれたからだと思います。しかし、この趣味が難しくて離れていった友人も少なくありません。私の場合、続けられる環境と、過集中などの発達障害特性が重なって、特技と呼べるまでになったと考えています。
そしてこの趣味は、私の「もののとらえ方」に大きく影響しています。こういったアナログ電気回路は、0・100思考で考えられず、合格点(例えば60点)といった考えが必要になります。その上、合格点は自分で決めるしかないのです。今回の電源ICの選択もその一例です。
そのおかげか、部分的ではあるものの、私は0・100でない考え方が出来るようです。
最近、主に定型者の立場から、発達障害者の得手・不得手に対し「何もかも発達障害のせいにしている」と言うケースを目にします。でも、「発達障害と関係ない」「発達障害のせい」という0・100で考えず、「経験と発達障害特性が関係しあっている」とアナログ的に考えれば、容易に説明が付くように思います。
環境と特性のコラボ、そしてそこから生まれた「0・100で考えない発想」を、発達障害者の側から提案するって、ちょっと面白いと思いませんか?
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電源がまったく入りません。買い替えも考えたのですが、とりあえず修理を試みることにしました。
天板を外したところです。

テスターで、電源回路から探っていきます。20年以上愛用しているテスターです。

電源回路は左側にありました。トランス(正面奥)の1次側、2次側の電圧から見ていきます。問題なく電圧が出ていました。整流器(ダイオードブリッジ)の前後も問題ありません。
しかし、電源IC(中央の銀色のもの)の先に電圧が出ていません。

銀色の板(アルミ板)は放熱器。こんな部品が付いています。左が取り外したもの。
手持ちで替わりになるものがないか探したところ、出てきました。
付いていたものは、「3端子レギュレータ」と呼ばれる「78M12」、手持ちは「7812」。規格が若干異なりますが、おおむね最大電流が0.5Aと1Aの違いのみ。厳密には、消費電流や残留ノイズなどに違いがあるはずですが、たいてい「大は小を兼ねる」でいけるもの。取り替えてみました。

底板を外したところです。ハンダごてで電源ICのハンダを溶かしながら、「ハンダ吸い取り器」(後述)で吸い取ります。電源ICの位置は、右寄りのちょっと黒っぽいところ。といっても、こげているわけではありませんので。
未だ、RoHS指令引っかかりまくりの鉛ハンダを使っています。ごめんなさい。

交換が完了し、ふたをしめて電源を入れてみました。何事もなかったかのように動き始めました。

ちゃんとステレオ受信しています。

工具です。中央のハンダごては、40Wと15W。今回は40Wを使いました。
右端がハンダ吸い取り器。中にバネが入っていて、ボタンを押すと「ポン!」とバネが伸びて口先からハンダを吸い取ります。ハンダがよく溶けた状態を見計らって「ポン!」には、ちょっと慣れが必要です。

この電気の趣味、小学生ときから続いている、私の趣味の原点です。今も続いているのは、同じ趣味の仲間がいたなど、続けられる環境に恵まれたからだと思います。しかし、この趣味が難しくて離れていった友人も少なくありません。私の場合、続けられる環境と、過集中などの発達障害特性が重なって、特技と呼べるまでになったと考えています。
そしてこの趣味は、私の「もののとらえ方」に大きく影響しています。こういったアナログ電気回路は、0・100思考で考えられず、合格点(例えば60点)といった考えが必要になります。その上、合格点は自分で決めるしかないのです。今回の電源ICの選択もその一例です。
そのおかげか、部分的ではあるものの、私は0・100でない考え方が出来るようです。
最近、主に定型者の立場から、発達障害者の得手・不得手に対し「何もかも発達障害のせいにしている」と言うケースを目にします。でも、「発達障害と関係ない」「発達障害のせい」という0・100で考えず、「経験と発達障害特性が関係しあっている」とアナログ的に考えれば、容易に説明が付くように思います。
環境と特性のコラボ、そしてそこから生まれた「0・100で考えない発想」を、発達障害者の側から提案するって、ちょっと面白いと思いませんか?
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テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性 - ジャンル : 心と身体
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コメント
No title
おとんとおかんは得意分野ですが、私は超不得意分野です。多趣味なまささんを尊敬します。
私が0・100思考から脱け出せたきっかけは吹奏楽です。本番でメロディが指揮者とテンポがずれたらリハまで忠実やった指揮者を裏切ってメロディに合わせるという臨機応変さに鍛えられました。
私が0・100思考から脱け出せたきっかけは吹奏楽です。本番でメロディが指揮者とテンポがずれたらリハまで忠実やった指揮者を裏切ってメロディに合わせるという臨機応変さに鍛えられました。
Re: yo*koさん
意外でしたか。私は理系アスペです。
投げ出さないためには、楽しくやること。これに尽きると思います。
表面的な結果でなく、変化を楽しむことが出来れば大丈夫です。まわりの評価でなく、自分が主体。
環境と特性のコラボ、「鬱と躁の波の幅」にかなり近いと思います。経験や人との交流を重ねるにつれて自信が付き、だんだん0・100以外のいろんな位置が取れるようになります。これも、まわりに合わせるのでなく、自分のオリジナルな位置。
楽しくやりましょ。
投げ出さないためには、楽しくやること。これに尽きると思います。
表面的な結果でなく、変化を楽しむことが出来れば大丈夫です。まわりの評価でなく、自分が主体。
環境と特性のコラボ、「鬱と躁の波の幅」にかなり近いと思います。経験や人との交流を重ねるにつれて自信が付き、だんだん0・100以外のいろんな位置が取れるようになります。これも、まわりに合わせるのでなく、自分のオリジナルな位置。
楽しくやりましょ。
Re: わーさん
やはり、きっかけは趣味(もしかして仕事?)ですね。経験と、人との関わり。
音楽出来る人、尊敬します。どの楽器をやってたんですか。
音楽出来る人、尊敬します。どの楽器をやってたんですか。
大学のOB楽団でTUBAを担当しています。もう吹奏楽&TUBAとは17年(トシがバレる)の付き合いです。
Re: わーさん
今もやってるんだ。TUBAなんだ。かっこいい!
継続は力なりですね。演奏会に呼んでくださいね。
継続は力なりですね。演奏会に呼んでくださいね。
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いろんなことに挑戦されてるのですね。
自分も、ひとつずつ極められるように、
中途半端に投げ出さないように、
着実にモノにしていきたいと、思いました。
0・100思考の環境と特性のコラボですか、おもしろい考えですね。
私なりに解釈してみまして、0・100思考とは、
鬱と躁の波に似ているような気がするのです。
運動、環境、癒し、人との交流を重ねるごとに、
その波の幅が狭まって、50に近付けるのかな~と思いました。
これは、私のやり方なので、みなさんはどうかわかりませんが、
私は、経験を重ねるごとに、自信につながって、
自分のオリジナリティを導き出すといった感じなのかな。
マサさんの感じ方と違ってたら、アレだけど、私はそう思いました。
パソコンが壊れたときは、マサさんに依頼しちゃおうかな(笑)
工具系は、全然苦手なもので(^^ゞ