私の活動領域と発達障害との関係-少数派のアイデンティティ

前回は、私の活動領域(舞台音響や自転車レースなど)の記事が自分の発達障害と切り離されたものでないと記しましたが、今回はその関連について掘り下げてみました。
きっと、小学生かそれ以前から、私は自分が少数派であることを肯定していた気がします。多数派に入れなかったため、そうするしかなかったのだと思いますが、少数派でいることが苦痛ではなかったようなのです。
その頃、私はどちらかというと、女の子と遊ぶ方が楽しかったように思います。決してままごと遊びが好きとかではなく、男の子と遊ぶより違和感がなく、落ち着くのです。
そして、小学4年生のときに、友人に教えてもらったラジオの工作にどっぷりはまり、中学生になるとアマチュア無線へとつながります。当時(1970年代後半)、電気工作の趣味はかなり流行っていたものの、少数派の趣味であったことは間違いありません。
その後も、たまたま拾われた演劇界(音響スタッフ)、自転車(ロードバイク)やボディワーク、学生・市民運動、、、これらはどれも少数派の活動と言っていいでしょう。
私は、小さい頃に多数派から締め出されたことで、逆に早い時期から自分に合った少数派の仲間たちと出会い、その中で育てられてきたのではないかと思います。
そして、自分が少数派であることを肯定的に考えてきたことを端的に示すのが、「発達障害」という言葉を知ったときの私の意識。「なあんだ、やっぱ理由があるやん」って、何の疑いもなく瞬時に受け入れました。自分を説明する言葉が見つかった、という安心感。
自分の発達障害を受け入れるのに時間がかかった、ショックだったという声を多く聞きます。これは、自分自身の意識が、「多数派にいる」か「少数派にいる」かの違いが大きく関係していると思います。
私の趣味に関わる記事は、やはり「自分だけの例」です。読者のみなさんには、これらの記事を、違いや共通点を拾い出すツールとして使っていただければと思います。
そして、私からみなさんへひとつ呼びかけることが出来るなら、「少数派で大丈夫よ」。少数派の世界って、とても広いのです。私は、少数派でいることをもっと肯定していいと思います。応援しています。

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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

コメント

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Re: 鍵さんへ

はい、入手済みです。すばらしい写真ですね。
この写真を使った特集記事を計画中ですが、今の連載のあとになる見込みです。(現在、フェルデンクライス・メソッドの集中講習期間中でもあるので)
今しばらくお待ちください。

No title

ぜんぜんコメントを書けないでいますが、お芝居もライブも好きです。
お返事の件、了解しました。

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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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