お芝居の音響の手伝いをしています

立て続けに舞台関連です。ここ1ヶ月あまり、私はお芝居の音響の手伝いをしています。
今回の公演は、何と韓国なのです。

演劇舎しゅん 馬山国際演劇祭参加作品「父と暮せば」
作 :井上ひさし
演出:又川邦義
出演:マル(美津江)
   宮村信吾(竹造)
7月31日 韓国・馬山(マサン)にて公演(残念ながら、日本公演はありません)

今年4月に亡くなられた、劇作家 井上ひさしさんの作品です。広島の原爆投下をテーマに書かれたもので、父と娘の2人芝居です。
初演は1994年。その後多くの劇団が上演し、2004年には映画にもなった作品です。
「原爆文学」と呼ばれるものはたくさんありますが、この作品は恋の物語。涙なしには観られませんが、その涙は悲惨さだけでなく、安心してほろっとする涙も重なります。
日本は、アジア侵略という加害者ですが、被爆国であることも紛れもない事実。これらは、決して相殺されるものではありません。
「こまつ座」のホームページに、井上ひさしさんのこの作品への想いが記されています。被爆国であることについて、このよう触れています。「あの二個の原子爆弾は、日本人の上に落とされたばかりではなく、人間の存在全体に落とされたものだと考えるからである。」
http://www.komatsuza.co.jp/kouen_kako/chirashi/80_61/titito_06.html
(このリンクは、2005年の公演のものです。)

今も世界各地で戦争が起こっています。今、国際舞台でこの作品を上演することに、私は大きな意味を感じています。

稽古風景です。父と娘の愛は、このお芝居の重要なポイントです。アスペな私には、今ひとつピンと来ませんが、、、
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実は、私は韓国へ行きません。音響オペは若い方に委ねます。見事にオペをこなしており、何の心配もありません。
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稽古用音響機材です。今回は、MD2台と小型ミキサーを使っています。スピーカーは、パソコン用の1000円足らずのものです。
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観られたことがある方は、このシーンがどの場面かわかるかも。
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時々、演出の先生も舞台側に出てきます。
何となく「巨人の星」のように見えますが、決してそんなことはありませんので、誤解のないように。
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今回は、公演案内できなくてごめんなさい。国内公演のお芝居に関わるときは、案内させていただきます。

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コメント

No title

こんにちは。「父と暮らせば」は映画を観たことがあります。
舞台は映画とは違うものがあるのでしょうね。
機会があれば観みたいです。

Re: 絢未さ~ん

コメントありがとうございます。
いい作品でしょ。映画は観ていませんが、ネットの評によると、台本にかなり忠実に描かれていたようですね。生の役者は、迫力とその場の空気感を感じますよ。機会があればぜひ。

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まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
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