誰が悪い?

今日はちょっと重い話を。きっと、既にいろんなところで議論された話題とは思うが。
アスペルガー当事者の一般論として、「いじめの対象になりやすい」と書かれていて、その説明として「人と違うことから」といったことがよく記されている。この文章自体は間違いではないだろうが、私には非常に違和感を覚える。
書いた人は現象を記したに過ぎないだろうが、定型者が読めば、「人(=定型者)と違う」が理由、「いじめの対象」がその結果と取るのではないだろうか。
さて、アスペルガー当事者に、1%であっても非があるのだろうか。
理由は、あくまでも「定型者が当事者を『おかしい奴(=理解しなくていい、いじめてもいい)』と認識するから」であって、当事者に非はないはず。
なぜ、そう記したものに出会わないのだろう。探し足りないだけだろうか。
もちろん、ここでは当事者に苦手な分野があることは議論していない。これも「いじめ」の理由にはなりえないから。
「理解者」という人にも、これがわかっていないケースが多いように思ったので、あえて文章にしてみました。

テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

コメント

No title

こんばんは。
ちょうど「教室の悪魔」と言う本を読んだ所です。この本は発達障害云々は出てきませんが、真っ向からいじめ問題を取り上げて、一時期ベストセラーだった本です。
この本によるといじめの対象はだれでも良い。
クラスで一人いればよい。
ターゲットは飽きたら変わる・・・みたいな感じで書かれていました。
いじめられていた子どもも、ターゲットが変わった時点でいじめる側に回らずに入られない状態にされる・・・恐い話でした。

色々と考えていくと確かにアスペルガーの子どもの感覚だと、そのいじめの輪の中に入っていけない・・・とまりはいじめられる側になってしまうという式が出来上がってしまうと思います。
このような状態を作らないためにも、特別支援教育がもっともっとしっかりしたものになっていくと、子どもたちも変わっていくと思います。
大人同士のいじめも、陰湿で恐ろしいものですよね・・・考えると暗くなってしまいます。

はるぼん さん

訪問ありがとうございます。まだまだblog初心者ですが、よろしくお願いします。
大人も子どもも、状況は同じと考えています。大人は、権力というか、会社だと上層部をうまく利用して攻めてくるので、「たち」が悪いです。
思いついたことを少しずつ書いていますので、またお越しください。

No title

初めまして。

アスペルガーといってもいろいろなタイプがありますよね。
いじめの話からはそれるかもしれませんが…、
非という言い方はしたくないけれども、
苦手なことや強いこだわりのために
本人からすれば「不自由な状態」、
大多数の側からみると「変わっている」「みんなと違う」
という風にとられるのかもしれないですね。

日々いろいろと考えますが、
難しいです。

個人的には、不自由な側だけでなく
大多数の側にもっと理解が必要なのでは…と考えています。

HANAさん

自分がそうだとわかったのは、つい最近のこと。いろんな人のblogを読むようになったのは、もっと最近です。ちょっと重いので、一度には読めませんが、、、
でも、ほんと人それぞれですね。私もまたそのひとりなのでしょう。
> 大多数の側にもっと理解が必要なのでは
そう。でも、そのためには、少数の側がもっと発信していくしかないと思っています。(自分がblogを立ち上げた目的はそこです。)
私のケースでは、アスペルガーであるとカミングアウトしても、ほとんどの人にどこが苦手なのか、何がつらいのかまったくわかってもらえない(「普通じゃないの?」って)という点かな。
また来てください。思いついたことを少しずつ書いていきます。

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コメントありがとうございます

そう、当事者も、社会に影響を与える存在として、その人なりの方法で発信するしかないと思います。待っていても拾いに来てくれません。
私の日記は、まだまだ「肩に力が入っている」と思いますが、できる限り具体的に、思ったことをそのまま書いていこうと思っています。

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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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