風を感じて
いろんな風を感じて生きています。
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「私はもう、偽らない。」-堀川ひとみ1st、2ndアルバムを聴いて
アスペルガー当事者のシンガーソングライター 堀川ひとみさん応援第3弾です。
今回は、彼女の1st、2ndアルバムの感想です。3rdアルバムに涙した私ですが、1st、2ndアルバムも心にぐっと来ました。彼女がアスペルガー症候群当事者であることを前面に出して活動するようになったのは3rdアルバム(2010年1月)からですが、その原点がこの2枚のアルバムにあるのです。この感動を伝えたくて記事にしました。
(3rdアルバムの感想は、応援第1弾記事「シンガーソングライタ-堀川ひとみさんを応援します!」の中で簡単に触れています。こちらもご覧ください。)
・1stアルバム「私の心 嘘だらけ」

1曲目(前奏曲)からやられました。タイトルの「何かがおかしい。でも、それが何かわからない」は、大人の発達障害者なら誰もが経験している暗中模索の苦しさ。その想いが、たった1分ちょっとのこの曲に凝縮されているのです。
そして、タイトル曲「私の心 嘘だらけ」では、鬱の原因が小さな頃から積み重ねてきた自分に対する嘘であったこと気付き、「私はもう、偽らない。」と強く決意するのです。
このアルバム、苦しみながらも、「生きたい」という彼女の想いがひしひしと伝わってきます。
このアルバムの発売日は、2006年12月3日。彼女は、「アスペルガー症候群を疑い出したのは、2007年夏頃から」と言っており、それより前の作品です。
「それが何かわからない」であっても、彼女が社会の中の少数派として、自分を偽らずに生きていく決意をした、彼女の原点とも言えるアルバムです。
・2ndアルバム「幸せを信じられる人になりたいのです」

発表は2007年10月。彼女がアスペルガー症候群を疑い出したことが、はっきり感じ取れる作品です。
私の場合、発達障害を知って、40年の謎が一瞬にして解けたものの、同時に自分が孤独であることに気付きました。想いが通じないんだと。でも、自分の社会の中におけるテーマがここにあることも感じました。それとこのアルバムが重なったのです。
このアルバムは、「孤独」から「自分の存在」「人と関わりたい想い」へ展開し、「幸せを信じられる人になりたい」につながります。その「幸せ」は、決して自分だけのものでなく、苦しんでいる人たちにも向けられています。そこに彼女の、苦しんでいる人とつながっていこうとする大きなやさしさを感じました。彼女のこの想いは、3rdアルバムにつながります。
最後に、音楽的な視点からの感想です。
1st、2nd 共通して言えるのは、曲のレンジの広さです。苦しい心の奥をそのまま歌ったものからジャジーなものまで。彼女の表現力そのものでしょう。
また、これらのアルバムから、私は初めて「ピアノって、こんなにやさしい音がするんだ」ってことを知りました。インストゥルメンタル曲がとっても美しいです。もちろん、どの曲からも感じます。彼女の真のやさしさがそこに表れています。
書きたいことはまだたくさんあるのですが、この先はぜひアルバムを手にして、実際に確かめていただきたく思います。ひとみさんの想い、やさしさに必ず触れられると思います。
「ひとみファイターズどっとコム★ぷぷちゃんの私的堀川ひとみ応援サイト」のぷぷちゃんも、アルバムの感想を書かれています。「CD & MUSIC」へぜひ。
また、堀川ひとみさんの公式ブログに、彼女のプロフィールがあります。まだの方は、こちらへもぜひ。
http://hitomi.livedoor.biz/archives/cat_10006596.html
ひとみさんをぜひ応援してあげてください。まずはここをクリック! ひとみさんを探しに行きましょう。

こちらへもどうぞ。

にほんブログ村 堀川ひとみさん応援記事、今までは「仲間」カテゴリに入れていましたが、今回「堀川ひとみ」カテゴリを新たに設けました。過去記事も読んでいただけるとうれしいです。
3rdアルバムの詳しい感想記事も計画中です。
今回は、彼女の1st、2ndアルバムの感想です。3rdアルバムに涙した私ですが、1st、2ndアルバムも心にぐっと来ました。彼女がアスペルガー症候群当事者であることを前面に出して活動するようになったのは3rdアルバム(2010年1月)からですが、その原点がこの2枚のアルバムにあるのです。この感動を伝えたくて記事にしました。
(3rdアルバムの感想は、応援第1弾記事「シンガーソングライタ-堀川ひとみさんを応援します!」の中で簡単に触れています。こちらもご覧ください。)
・1stアルバム「私の心 嘘だらけ」

1曲目(前奏曲)からやられました。タイトルの「何かがおかしい。でも、それが何かわからない」は、大人の発達障害者なら誰もが経験している暗中模索の苦しさ。その想いが、たった1分ちょっとのこの曲に凝縮されているのです。
そして、タイトル曲「私の心 嘘だらけ」では、鬱の原因が小さな頃から積み重ねてきた自分に対する嘘であったこと気付き、「私はもう、偽らない。」と強く決意するのです。
このアルバム、苦しみながらも、「生きたい」という彼女の想いがひしひしと伝わってきます。
このアルバムの発売日は、2006年12月3日。彼女は、「アスペルガー症候群を疑い出したのは、2007年夏頃から」と言っており、それより前の作品です。
「それが何かわからない」であっても、彼女が社会の中の少数派として、自分を偽らずに生きていく決意をした、彼女の原点とも言えるアルバムです。
・2ndアルバム「幸せを信じられる人になりたいのです」

発表は2007年10月。彼女がアスペルガー症候群を疑い出したことが、はっきり感じ取れる作品です。
私の場合、発達障害を知って、40年の謎が一瞬にして解けたものの、同時に自分が孤独であることに気付きました。想いが通じないんだと。でも、自分の社会の中におけるテーマがここにあることも感じました。それとこのアルバムが重なったのです。
このアルバムは、「孤独」から「自分の存在」「人と関わりたい想い」へ展開し、「幸せを信じられる人になりたい」につながります。その「幸せ」は、決して自分だけのものでなく、苦しんでいる人たちにも向けられています。そこに彼女の、苦しんでいる人とつながっていこうとする大きなやさしさを感じました。彼女のこの想いは、3rdアルバムにつながります。
最後に、音楽的な視点からの感想です。
1st、2nd 共通して言えるのは、曲のレンジの広さです。苦しい心の奥をそのまま歌ったものからジャジーなものまで。彼女の表現力そのものでしょう。
また、これらのアルバムから、私は初めて「ピアノって、こんなにやさしい音がするんだ」ってことを知りました。インストゥルメンタル曲がとっても美しいです。もちろん、どの曲からも感じます。彼女の真のやさしさがそこに表れています。
書きたいことはまだたくさんあるのですが、この先はぜひアルバムを手にして、実際に確かめていただきたく思います。ひとみさんの想い、やさしさに必ず触れられると思います。
「ひとみファイターズどっとコム★ぷぷちゃんの私的堀川ひとみ応援サイト」のぷぷちゃんも、アルバムの感想を書かれています。「CD & MUSIC」へぜひ。
また、堀川ひとみさんの公式ブログに、彼女のプロフィールがあります。まだの方は、こちらへもぜひ。
http://hitomi.livedoor.biz/archives/cat_10006596.html
ひとみさんをぜひ応援してあげてください。まずはここをクリック! ひとみさんを探しに行きましょう。

こちらへもどうぞ。

にほんブログ村 堀川ひとみさん応援記事、今までは「仲間」カテゴリに入れていましたが、今回「堀川ひとみ」カテゴリを新たに設けました。過去記事も読んでいただけるとうれしいです。
3rdアルバムの詳しい感想記事も計画中です。
テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体
<<「障碍がわかりづらいから、誤解されやすい」-堀川ひとみ応援記事の紹介です | ホーム | "Bones for Life" フェルデンクライス関連講習会参加メモ>>
コメント
ありがとうございます。
Re: 堀川ひとみさんへ
ひとみさん本人から早速コメントいただけて、うれしい限りです。
当事者のファンの方の言葉、とてもわかります。私は3rdアルバムから知ったので、その感動は残念ながら味わえませんでしたが、きっと私も、「あっ!」と思ったことでしょう。
ひとみさんの歌は、絶対にアスペを抜いて語れないと思います。でも、その歌はアスペ当事者だけでなく、社会の中で生きづらさを感じているすべての人に通じると確信しています。
*堀川ひとみさんの公式ブログ「堀川ひとみ-禁断のmy room-」に、私のこの記事を紹介いただきました。見ていただけるとうれしいです。ひとみさんのコメントのところにURLがあります。
当事者のファンの方の言葉、とてもわかります。私は3rdアルバムから知ったので、その感動は残念ながら味わえませんでしたが、きっと私も、「あっ!」と思ったことでしょう。
ひとみさんの歌は、絶対にアスペを抜いて語れないと思います。でも、その歌はアスペ当事者だけでなく、社会の中で生きづらさを感じているすべての人に通じると確信しています。
*堀川ひとみさんの公式ブログ「堀川ひとみ-禁断のmy room-」に、私のこの記事を紹介いただきました。見ていただけるとうれしいです。ひとみさんのコメントのところにURLがあります。
こんばんは
なんだか、記事を読んでいるだけで感動するものがありました。
もう、自分を偽らないというのは、今私も自分に言い聞かせながら、そうでありたいという気持ちとできない現実に苦しむ私への励みのような言葉に感じられました。
ぜひ、聴いてみたいですね。
もう、自分を偽らないというのは、今私も自分に言い聞かせながら、そうでありたいという気持ちとできない現実に苦しむ私への励みのような言葉に感じられました。
ぜひ、聴いてみたいですね。
Re: こんばんは
タマさん、ありがとうございます。
ひとみさんの歌は、きっと自分を偽らずに生きるヒントになると思います。すべてでなく、少しだけ昨日と違う自分になるための。
どのアルバムもおすすめです。ぜひ。
ひとみさんの歌は、きっと自分を偽らずに生きるヒントになると思います。すべてでなく、少しだけ昨日と違う自分になるための。
どのアルバムもおすすめです。ぜひ。
また一緒にリンクありがとう^^
まささんのレビュー、本当にすごい感動です!
私、「発達障害」の知識は、元々ひとみちゃんが
そう診断される前から知らなくはなかったんだけど
「鬱」って看板貼られてたせいか、
ひとみちゃんが「発達障害」のであることにまで
ピンとはきていませんでした。
1stのプロローグの「何かがおかしい・・・・」にしても
私のまわりにたくさんいる「鬱」「躁鬱」「境界例」「PD」の人も
みんなそれに該当していて・・・・
私も、「何かがおかしい・・・」や「loop」にあるような
だんだんと歩みが遅くなり自分とまわりの境界がぼやけていく
経験をしています。
色んな意味で生きにくいって思っている人って
きっといっぱいいる
「オトナ」も「コドモ」も、そして「青少年」も、(ペンギンも)・・。
そんな人たちにもっといっぱい、ひとみちゃんの曲
届くといいね^^
私、「発達障害」の知識は、元々ひとみちゃんが
そう診断される前から知らなくはなかったんだけど
「鬱」って看板貼られてたせいか、
ひとみちゃんが「発達障害」のであることにまで
ピンとはきていませんでした。
1stのプロローグの「何かがおかしい・・・・」にしても
私のまわりにたくさんいる「鬱」「躁鬱」「境界例」「PD」の人も
みんなそれに該当していて・・・・
私も、「何かがおかしい・・・」や「loop」にあるような
だんだんと歩みが遅くなり自分とまわりの境界がぼやけていく
経験をしています。
色んな意味で生きにくいって思っている人って
きっといっぱいいる
「オトナ」も「コドモ」も、そして「青少年」も、(ペンギンも)・・。
そんな人たちにもっといっぱい、ひとみちゃんの曲
届くといいね^^
Re: また一緒にリンクありがとう^^
ぷぷちゃん、ありがとうございます。
そう、書こうとしてうまく書けなかったのかそこなのです。
いろんなメンタルを抱えている人がいて、ひとみさんや私の「発達障害」は、その中のひとつなのですよね。
でも、すべての人に共通するのは、「自分を偽らずに生きたい」って想い。
先に発達障害ありきでなく、「自分を偽らない」から出発しているひとみさんの姿勢、とても好きです。
生きにくさを感じているもっと多くの人に、ひとみさんの歌声が届くといいですね。
そう、書こうとしてうまく書けなかったのかそこなのです。
いろんなメンタルを抱えている人がいて、ひとみさんや私の「発達障害」は、その中のひとつなのですよね。
でも、すべての人に共通するのは、「自分を偽らずに生きたい」って想い。
先に発達障害ありきでなく、「自分を偽らない」から出発しているひとみさんの姿勢、とても好きです。
生きにくさを感じているもっと多くの人に、ひとみさんの歌声が届くといいですね。
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アスペが発覚し、自分のことをよりわかっていくにつれて、1stにそれらのメッセージを無意識に盛り込んでいたことがわかったのは、2008年初夏あたりのことです。カミングアウトしたとき、実は当事者だったあるファンの方から、「私の心嘘だらけ」が有線でながれてきたその出会いの瞬間に、「この人はもしかして・・・?」と、ピンときていたというのをきき、驚いたのがきっかけです。
2ndは今まで、私個人の恋愛を通して、幸せのあり方について皆に問う作品と自分では認識していましたが、そういう見方もあるのだなぁ。やっぱり私の歌はアスペを抜いて語れないんだなぁって感じました。
うちのブログでまた紹介させてもらいますね!
すてきなレビューをありがとうございます!