風を感じて
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発達障害者と企業の生産性を考える-私が目指す方向(6)
私の以前の記事「弱点があるから、優れた長所がある。」でも触れた、日本の多くの企業で「(個人の)成果主義」が言われてから、無難にこなせる「画一的な人」が求められるようになったということが、先日発達障害者仲間3名で話をしていたときに共通意見として出ました。自分の会社だけかと思っていましたが、どこもそういう傾向があったようです。真の「成果主義」に逆行しているとも言える、悲しい現象です。
このことは、発達障害者が働きにくいだけでなく、企業の生産性としてもプラスにならないと考えています。あまり好きな言い方ではありませんが、企業の競争力は、従業員の優れた能力によって生み出されるはずですから。
また、多くの人(おおむね定型者でしょう)は、疑問を感じつつも、今の状況に順応してしまいます。順応できない代わりに、まわりに流されず、独創的な発想の出来る発達障害者は、ますます企業の中で重要な役割を持つのではないかと考えています。
企業の中にいる者として、これを私たちのテーマのひとつにしていこうと思っています。
ただし、私はこれを幅広い発達障害スペクトラムの中のごく一部と考えています。発達障害者にはいろんな状況の人がいます。いろんな支援や理解があるべきで、画一的には考えません。それぞれ目指す方向が違って当たり前、同じでなくていいのです。
これに限らず、いろんなケースが出現することで、きっとスペクトラムの他の領域にもいい影響を与えると信じています。
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このことは、発達障害者が働きにくいだけでなく、企業の生産性としてもプラスにならないと考えています。あまり好きな言い方ではありませんが、企業の競争力は、従業員の優れた能力によって生み出されるはずですから。
また、多くの人(おおむね定型者でしょう)は、疑問を感じつつも、今の状況に順応してしまいます。順応できない代わりに、まわりに流されず、独創的な発想の出来る発達障害者は、ますます企業の中で重要な役割を持つのではないかと考えています。
企業の中にいる者として、これを私たちのテーマのひとつにしていこうと思っています。
ただし、私はこれを幅広い発達障害スペクトラムの中のごく一部と考えています。発達障害者にはいろんな状況の人がいます。いろんな支援や理解があるべきで、画一的には考えません。それぞれ目指す方向が違って当たり前、同じでなくていいのです。
これに限らず、いろんなケースが出現することで、きっとスペクトラムの他の領域にもいい影響を与えると信じています。
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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体
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コメント
農耕民族が評価される時代
確かに。
こんばんは。
そうですね、最近の日本社会はなんだか公務員のような、画一的な人間が重宝されていますよね。とにかく事なかれ主義的な…
それでは本当に最終的には企業の利益は少ないと感じますし、日本社会の成長も先行きが暗いと感じます。何かアメリカの成果主義の悪い部分だけを取り入れたような、歪んだ構造になっていると思います。
まささんは発達障害として、長年企業で勤務されて来られた貴重な存在の方だと思います。今後も独自の目線での発達障害研究、期待しています。
追記:ごく最近ですがブログを立ち上げました。かなり偏った内容のものですが、もしよろしければ見てやってくださいね(^_^;)
そうですね、最近の日本社会はなんだか公務員のような、画一的な人間が重宝されていますよね。とにかく事なかれ主義的な…
それでは本当に最終的には企業の利益は少ないと感じますし、日本社会の成長も先行きが暗いと感じます。何かアメリカの成果主義の悪い部分だけを取り入れたような、歪んだ構造になっていると思います。
まささんは発達障害として、長年企業で勤務されて来られた貴重な存在の方だと思います。今後も独自の目線での発達障害研究、期待しています。
追記:ごく最近ですがブログを立ち上げました。かなり偏った内容のものですが、もしよろしければ見てやってくださいね(^_^;)
Re: 農耕民族が評価される時代
きのこるさん、この難解なテーマへのコメント、ありがとうございます。私のブログは、いつも読者に助けられています。
ここ10年で、職場に活気がなくなりました。「むらなくこなす」ことで、自分で考えて主体的に行動する機会が奪われてしまったからでしょう。
人って、怠け者であり、同時に楽しいことに非常に敏感な生き物だと思っています。「むらなく」の中にあるのは「どうやって横着するか」であり、主体的に取り組むときは「どれだけ自分の力を発揮できるか出せるか(=楽しめるか)」だと思っています。
管理職にとっては、当然ながら後者の方が舵取りが難しいわけですが、どっちの方が生産性が高いかは、考えるまでもないでしょう。
自閉圏の者は、まわりに流されずに主体的に考える力に長けているはずです。生産性を高める鍵を握っているかもしれません。
答えになっていませんが、そういったことを視野に入れて考えていくと、自分を大切にすることと社会を変えていくことが一致するのではと思っています。
それと、私はどんなに小さなことでも「一歩」だと思います。大きなことを考えなくても大丈夫すよ。
ぜひ、きのこるさんもテーマのひとつにしてみてください。一緒に考えていきましょう。
ここ10年で、職場に活気がなくなりました。「むらなくこなす」ことで、自分で考えて主体的に行動する機会が奪われてしまったからでしょう。
人って、怠け者であり、同時に楽しいことに非常に敏感な生き物だと思っています。「むらなく」の中にあるのは「どうやって横着するか」であり、主体的に取り組むときは「どれだけ自分の力を発揮できるか出せるか(=楽しめるか)」だと思っています。
管理職にとっては、当然ながら後者の方が舵取りが難しいわけですが、どっちの方が生産性が高いかは、考えるまでもないでしょう。
自閉圏の者は、まわりに流されずに主体的に考える力に長けているはずです。生産性を高める鍵を握っているかもしれません。
答えになっていませんが、そういったことを視野に入れて考えていくと、自分を大切にすることと社会を変えていくことが一致するのではと思っています。
それと、私はどんなに小さなことでも「一歩」だと思います。大きなことを考えなくても大丈夫すよ。
ぜひ、きのこるさんもテーマのひとつにしてみてください。一緒に考えていきましょう。
Re: 確かに。
まゆげイヌさん、いや、まゆイヌさん、難しいテーマへのコメントありがとうございます。
一番には、管理者の多くが、まだ成果を画一的・表面的にしか見れないからでしょうね。そして、従業員もそれにつけこんで見かけを取り繕う、、、先行きが暗いです。
そういう「予定調和」に乗らない(乗れない)発達障害者は、先行きを明るくする役割を負っていると思っています。
企業の中での発達障害者の活躍を考えることは、発達障害者の雇用問題ともリンクすると考えています。みなさんの力も借りて進めていきたいと思います。
まゆイヌさんのブログ、少し前に見つけていました。楽しく見させていただいてます。
私のブログにリンクを貼ってもいいですか。(事後承諾ですが、、、)
一番には、管理者の多くが、まだ成果を画一的・表面的にしか見れないからでしょうね。そして、従業員もそれにつけこんで見かけを取り繕う、、、先行きが暗いです。
そういう「予定調和」に乗らない(乗れない)発達障害者は、先行きを明るくする役割を負っていると思っています。
企業の中での発達障害者の活躍を考えることは、発達障害者の雇用問題ともリンクすると考えています。みなさんの力も借りて進めていきたいと思います。
まゆイヌさんのブログ、少し前に見つけていました。楽しく見させていただいてます。
私のブログにリンクを貼ってもいいですか。(事後承諾ですが、、、)
おはようございます
まゆげイヌ 改め、こちらでもまゆイヌを名乗らせていただきます。
ホントに見かけだけ取り繕ってうまく出世しようという人は、世の中多いですよね(- -;)
リンクの件、事後承諾でまったく問題ありません。
ご迷惑でなければ、こちらもリンクさせてもらっても良いでしょうか(^^)?
ホントに見かけだけ取り繕ってうまく出世しようという人は、世の中多いですよね(- -;)
リンクの件、事後承諾でまったく問題ありません。
ご迷惑でなければ、こちらもリンクさせてもらっても良いでしょうか(^^)?
Re: まゆイヌさん
まゆイヌさん、相互リンクぜひお願いします。
出世しようとしている人に限らず、見かけだけ取り繕う人は多いです。したたかですが、それもその人たちの「この社会で生き延びる術」と、決して「それはダメ」とは見ていません。そうせざるを得ない社会状況があるのです。
でも、このとらえ方は、そうでない少数の人(私たち)の生き方を社会に受け入れさせる重要な戦術でもあるのです。「敵を自分の懐に取り込む」です。
このへんのことは、話が長くなるので、まとまれば記事にしますね。発達障害者間でも必要になってくることなので。
出世しようとしている人に限らず、見かけだけ取り繕う人は多いです。したたかですが、それもその人たちの「この社会で生き延びる術」と、決して「それはダメ」とは見ていません。そうせざるを得ない社会状況があるのです。
でも、このとらえ方は、そうでない少数の人(私たち)の生き方を社会に受け入れさせる重要な戦術でもあるのです。「敵を自分の懐に取り込む」です。
このへんのことは、話が長くなるので、まとまれば記事にしますね。発達障害者間でも必要になってくることなので。
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こつこつ一定の量を毎日休まずやり遂げる人を評価する方で
やる気や能力にむらがある私を矯正しようと
いろいろご指導いただきました。
(おかげさまで、「何も出来ない人」になりましたw)
発達障害者は能力が劣っているのではなく
ただ定型発達の方と現れ方が違うだけ、と思っていますので
発達障害者への差別を早々に摘み取らないと
女性差別のような、いわれのない偏見のみ残ってしまうと危惧しています。
じゃどうすれば偏見が減っていくか? と考えると
多数派のルールに合わせつつすごい成果をあげるという
「女を捨ててバリバリ働く」っていうのに似た
貧困な発想しか出来なくて…。
長くなって済みません。
よろしければ、いつか自分のブログの記事のテーマにさせてください。