風を感じて
いろんな風を感じて生きています。
フェルデンクライス教室レポート
2週間に一度、平日の夜に大阪市内で行っています。知り合いの発達障害当事者だけでなく、自転車仲間の参加もあります。私と同じ指導者養成コース受講生のサポートもあり、先日10回目となりました。
お誘いすると、ほとんどの人から「興味があります」と返事をいただきます。そして、来られた方の多くがリピートされています。何よりうれしいことです。
この教室では、「体の動きを楽しんでいただく」ことを一番大切に、レッスンを行っています。それが、この教室で目指す「自分を肯定する」への近道だと思うからです。
そう、フェルデンクライスは、ボディワークでありながら、心へのアプローチでもあるのです。きっと、カウンセリングよりも近道でしょう。
私にとって、フェルデンクライス教室を開くこと自体は、目的ではありません。生徒さんが、フェルデンクライスを通じて自己肯定を取り戻し、自分らしく生きていけるようになることが狙いです。それによって、私も自分らしくなれるはずですから。フェルデンクライスは、そのためのツールであるわけです。
11月より、大阪市内に続き、亀岡市内(京都府)でも教室を始めます。こちらは休日の午後です。レッスン内容は、基本的に大阪教室と同じです。興味を持たれた方は、本ブログのメールフォームからお問い合わせください。
フェルデンクライス教室、今後もレポートしていきます。
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(ちょっとした追記があります)
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秋の田園風景-ひと休み
すすきの季節です。

秋の空。

淡いピンクのコスモス。

こちらは濃いピンク。鉄筋の家が写り込んでしまいました。

何を育てているのでしょうね。

この日は、能勢(大阪府)から亀岡(京都府)へ走りました。
今回はひと休み記事です。次の記事まで今しばらくお待ちください。
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(追記に写真が1枚あります)
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観劇から見えてきた私の感じ方-「煙が目にしみる」観劇レポート
観たお芝居はこちら。

劇団かすがいは、1970年設立の老舗アマチュア劇団。チケットの「アラフォー」は、役者さんのことでなく、設立40周年のことです。
「煙が目にしみる」は、過去多くの劇団が上演してきた作品です。劇団かすがいも2000年に続く再演です。なお、ネットを見ると、初演は1997年のようです。
舞台は火葬場の待合室、季節は春。思いもしない死に方をしてしまった男(幽霊)2人とその家族が繰り広げる、涙あり笑いありの、人間味あふれるハートウォーミングなストーリーです。(公演後撮影させていただきました)

老舗の劇団だけあって、役者さんに味があります。演技がきめ細かいです。しっかり泣き笑いさせていただきました。写真のとおり舞台装置も美しく、音楽と役者のタイミングも絶妙でした。
下手(しもて:舞台左側のこと)に給湯室がある設定です。高校生役の出演者に入っていただきました。

私は、以前「煙が目にしみる」を作る側も経験しています。演出家 又川邦義さん率いる「演劇舎しゅん」の公演(2008年7月)にて、音響を勤めさせていただきました。そのときの台本です。

演出家が異なる同じ作品を観るのは初めてです。知り合いの役者さんからは、「(それと)ひと味もふた味も違う作品になりそうです。」と聞いていました。
しかし、私の第一印象は「ここまで同じなんだ」でした。脚本に込められた意図のほとんどが、同じように再現されています。
違う解釈や、表現が異なるところも見えています。挿入曲も全然違います。それでも、私の印象は「9割は同じ」だったのです。
これは、自分にとってちょっと驚きでした。普段「他人と違う」と感じることの方が圧倒的に多い私が、お芝居では「相違点」より「共通点」に目が向いていたのですから。そう考えると、お芝居以外でも自分にそういう場面があることを思い出しました。
これは、定型者とも他のアスペ仲間とも異なる、私独特のものかもしれません。でも、私のアスペルガー特性がどこかで関係していると考えています。そしてそれは、私の「(人と人の)橋渡し役」にも関係していることでしょう。
共通する2つの舞台ですが、強いて名付けるとすれば、劇団かすがいの方は、役者、音響、照明が協調しあっている「正統派」、演劇舎しゅんの方は、それらがひとひねりされた「進化形」といったところでしょうか。どちらもすてきな舞台です。
今回はレポートのみとなりましたが、おすすめできるお芝居があれば、事前に紹介していきます。よかったらご一緒しましょう。
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(追記は、出演されていた大好きな役者さんへのメッセージです。)
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私の趣味の原点・電気-発達障害と関係しているか?
今回は、電子機器の修理の様子を紹介します。後半に、この趣味と発達障害との関連について考察してみましたので、最後まで読んでみてください。
私が長年目覚ましに使っている、タイマー内蔵FMチューナーが突然動かなくなりました。目覚ましですので大変です。

電源がまったく入りません。買い替えも考えたのですが、とりあえず修理を試みることにしました。
天板を外したところです。

テスターで、電源回路から探っていきます。20年以上愛用しているテスターです。

電源回路は左側にありました。トランス(正面奥)の1次側、2次側の電圧から見ていきます。問題なく電圧が出ていました。整流器(ダイオードブリッジ)の前後も問題ありません。
しかし、電源IC(中央の銀色のもの)の先に電圧が出ていません。

銀色の板(アルミ板)は放熱器。こんな部品が付いています。左が取り外したもの。
手持ちで替わりになるものがないか探したところ、出てきました。
付いていたものは、「3端子レギュレータ」と呼ばれる「78M12」、手持ちは「7812」。規格が若干異なりますが、おおむね最大電流が0.5Aと1Aの違いのみ。厳密には、消費電流や残留ノイズなどに違いがあるはずですが、たいてい「大は小を兼ねる」でいけるもの。取り替えてみました。

底板を外したところです。ハンダごてで電源ICのハンダを溶かしながら、「ハンダ吸い取り器」(後述)で吸い取ります。電源ICの位置は、右寄りのちょっと黒っぽいところ。といっても、こげているわけではありませんので。
未だ、RoHS指令引っかかりまくりの鉛ハンダを使っています。ごめんなさい。

交換が完了し、ふたをしめて電源を入れてみました。何事もなかったかのように動き始めました。

ちゃんとステレオ受信しています。

工具です。中央のハンダごては、40Wと15W。今回は40Wを使いました。
右端がハンダ吸い取り器。中にバネが入っていて、ボタンを押すと「ポン!」とバネが伸びて口先からハンダを吸い取ります。ハンダがよく溶けた状態を見計らって「ポン!」には、ちょっと慣れが必要です。

この電気の趣味、小学生ときから続いている、私の趣味の原点です。今も続いているのは、同じ趣味の仲間がいたなど、続けられる環境に恵まれたからだと思います。しかし、この趣味が難しくて離れていった友人も少なくありません。私の場合、続けられる環境と、過集中などの発達障害特性が重なって、特技と呼べるまでになったと考えています。
そしてこの趣味は、私の「もののとらえ方」に大きく影響しています。こういったアナログ電気回路は、0・100思考で考えられず、合格点(例えば60点)といった考えが必要になります。その上、合格点は自分で決めるしかないのです。今回の電源ICの選択もその一例です。
そのおかげか、部分的ではあるものの、私は0・100でない考え方が出来るようです。
最近、主に定型者の立場から、発達障害者の得手・不得手に対し「何もかも発達障害のせいにしている」と言うケースを目にします。でも、「発達障害と関係ない」「発達障害のせい」という0・100で考えず、「経験と発達障害特性が関係しあっている」とアナログ的に考えれば、容易に説明が付くように思います。
環境と特性のコラボ、そしてそこから生まれた「0・100で考えない発想」を、発達障害者の側から提案するって、ちょっと面白いと思いませんか?
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堀川ひとみ生まれ故郷・武生観光&ライブ報告リンク集
後半には、他の方のライブレポートのリンクを載せました。それぞれ違った視点で書かれているので、面白いですよ。(私のライブレポートは、前回、前々回の記事を見てくださいね。)
武生は「たけふ」と読みます(現:福井県越前市)。歴史と伝統文化の町です。
いくつものお寺が建っており、それが町に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。



神社もすぐ近くにあります。ひとみさんは、小さい頃ここで行われた百人一首大会に出たとか。

町には、昔ながらの商店がたくさん見られます。

ひとみさんの実家の壁には、今回のライブのポスターがしっかり貼られていました。いいですね。

信号機が縦です。雪国です。

その日、ひとみさんの案内で、ファン数人と「たけふ菊人形」を観に行きました。とてもよかったです。会場の観覧車から見下ろした風景です。

今回の番外編は、町で見かけた猫です。小屋がいいですね。

コンクリートで隔てないこの町、「手をつなごう」と呼びかけるひとみさんの想いと、きっとどこかでつながっていると感じた1日でした。
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続いて、今回の武生ライブ関連のリンク集です。いろんな方がライブレポートを書かれています。
・本家本元「堀川ひとみ-禁断のmy room-」より
「武生ツアー御礼!」
「武生ツアー二日目☆思い出のアルバム」(翌日の武生観光の様子です)
まずはこちらを。
・もろこしさんの「繋がり」より
「2010年10月9日」(うたの国-雲の国同盟条約締結の歴史的瞬間!)
面白い記事です。写真がとてもいいです。一押し!
*もろこしさん、勝手ながらサブタイトルを付けさせていただきました。
・福井 県人(フクイ ケント)さんの「福井県 大好き!!」より
「堀川ひとみ(LIVE)」
「壱の市(10月)」(翌日の武生観光の様子が写っています)
・ゆにくすさんの「ハテナキハテナ --unics’s think/sync」より
「堀川ひとみソロライブにいってきましたよ。」
・fukko♪さんの「私とちびちょも’ず」より
「堀川ひとみチャンのピアノ弾き語りライブ」
応援サイト「ひとみファイターズどっとこむ」も、現在ライブレポートを鋭意作成中とか。お楽しみに。
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(追記は、かわいいペンギンたちです)
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「発達障がい・・・だからできることがある♪」堀川ひとみ故郷・福井ライブレポート
武生(現・越前市)は、ひとみさんが生まれ育った町。今回はその町の真ん中でのライブなのです。
会場の武生ラグタイムクラシックス、部屋の真ん中にグランドピアノが配置され、両側が客席という、とてもアットホームで落ち着いた空間です。
今回のチケットです。

ライブは、アルバム未収録曲「笑顔」から始まりました。やさしいピアノの音色と、ひとみさんのまっすぐ伸びた歌声が響きます。(ライブ写真提供:ぷぷちゃん)

休憩中も、ひとみさんはお客さんのテーブルを回ってサービス。
テーブルには、発達障害関係の本が置かれています。私も、しーたさんの「アスペルガー症候群だっていいじゃない」を置かせていただきました。
後半には、今回のテーマ「発達障がい・・・だからできることがある♪」に入っていきます。3rdアルバム「最初の人」の曲が続きます。

曲の合間には、曲の説明と合わせて、子どもの頃のエピソードや、このアルバムのテーマである「理解」についてのMCが入りました。
ひとみさんが語る、「ひとりひとりが、それぞれの国のお姫様・王様」は、発達障害者への理解の訴えにとどまりません。「すべての人が、それぞれ違う文化を持つ、そして誰もが尊重されるべき『国のお姫様・王様』であり、それは時としてひとつの紛争を終結させることもある」と、社会全体に呼びかけています。
「コミュニケーション障害」とも言われるアスペルガー症候群当事者が、社会にコミュニケーションを呼びかけるというパラドックスのような主張に、戸惑う人もいるかもしれません。しかし、私から見ると、とても自然で当たり前なのです。「誰が」でなく、「(気付いた)誰か」から始めた、それだけのことなのです。
私たちは、「みんな同じでなきゃならない」という多数派の文化の中にいないから、それに気付くのです。そしてひとみさんは、「誰かが声をあげなきゃ世の中は動かないから」、声をあげたのです。
「誰もバカにされない、誰もが尊重されるステキな社会になったらいいな♪ 」という想いを、歌でみんなの心に届けるひとみさん、これからも応援していきます。
後半は、あまりライブレポートになっていませんが、私がこのライブで感じたことを綴ってみました。
今回、武生の町の風景も一緒にアップ予定でしたが、長くなりましたので次回にします。ほんと、すてきな町ですよ。お楽しみに。
公式Web「堀川ひとみ-禁断のmy room-」にも、今回の武生ツアー報告が出ています。ぜひ観に行ってくださいね。
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堀川ひとみの故郷・福井ライブ写真速報
ひとみさんが生まれ育った町でのライブ、ほんとよかったですよ。
今回のライブのポスターです。字が読めるよう、少し大きなサイズでアップしています。

ライブ中の写真はまだありません。後日、公式に撮影されたものを分けていただく予定です。

私はこの位置から歌うひとみさんを見ていました。横顔もすてきですよ。

サインをするひとみさんです。ピンボケでごめんなさい。暗いところが苦手な古いデジカメなので、、、

ライブ翌日(今日)、ひとみさんが案内する武生観光に参加し、特急サンダーバードで帰ってきました。

ひとみさんのお父様をはじめご家族のみなさん、ゆにくすさん、ガリレオ母さん、たまりんさん、もろこしさん、そしてライブ会場でお会いしたみなさん、出会えてほんとうれしいです。たくさんの生きるエネルギーをいただきました。またひとみさんのライブでお会いしましょうね。
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アスペルガーの歌姫 堀川ひとみの福井・武生ライブツアーへ行こう!
【福井県ツアー】「うたの国Live Party ~発達障害・・・だからできることがある♪」
10/9(土)OPEN 18:30 / START 19:00
場所:武生ラグタイムクラシックス(JR武生駅より徒歩約500m)
チケット代 1500円(1drink付き)
[ひとみさんからのメッセージ]
私は大人になってから発達障害と診断された当事者です。
それまでの私は確かに周りの人と同じ空間に立っているはずなのに、私にはそうは思えず、伝わらない言葉、誤解される気持ち、集団の中で浮いてしまう自分に孤独感と疑問を感じて生きてきました。
しかし・・・
「あなたはうたの国のお姫様なんだよ」
・・・ある日、ある人が教えてくれた、ステキなこと。
その日から、発達障害は私にさまざまな素晴らしいギフトを与えてくれました。
私にはなんのとりえもない
私は何もできない
そう思っているあなたに 私の”うた”を届けたい。
「だから、できることがある」それを感じてほしい。
理解で救える心がある。
誰にもバカにされない、誰もが尊重されるステキな社会になったらいいな♪
是非お越しください。
中部・関西から近いです。この機会にぜひ。私も行きます。
詳細は、公式web「堀川ひとみ-禁断のmy room-」へ。
*この記事は、ライブ当日まで上げています。
テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体
秋のサイクリング風景と、そこから考えたこと
秋らしく、稲穂とコスモスから。

近付いてみました。

「北摂」と呼ばれる大阪北部には、あちこちに棚田があります。稲刈りが始まっていました。

こちらは1月撮影。番外編です。

9月に戻って、コスモスの近くに咲いていた花です。(花の名前よろしくです)

ここまでは、大阪・豊能町の風景です。大阪にも、のどかな風景がたくさん残っています。
兵庫・三田まで足を延ばすと、清酒「千鳥正宗」の蔵元があります。岡村酒造場です。

豊能町から兵庫・三田へ抜けるコースは、どの道も山と田園に囲まれていて、すてきな景色を楽しめます。
このようなコースを、ひとりで走ることもありますが、自転車チームの練習として仲間と一緒に走っていることの方が多いです。峠越えも多いので、結構な練習強度になります。
先日、チーム練の合間のおしゃべりで、面白い話がありましたので紹介します。
チームの練習に、初心者の方もよく参加されます。こういったコースを一緒に走ることも少なくありません。厳しい登りもありますが、たいてい、自転車でこんなに遠くまで行けたこと、すてきな景色に出会えたことに、とても喜んでもらえます。
そんな話をしていると、昔も今も選手として活躍している方が、「強い選手を育てるのに必要なのは、『すそ野』の広さだと思う。」「すそ野の中から必ず伸びる選手が出て、トップの選手はその人たちに刺激されてまた伸びる。」と言われました。
その言葉で、私が初心者の人と一緒に、決して楽とは言えない練習コースを走ることが、間違いなかったと確信しました。
チームには、いろんな方向を持った人(レース志向、サイクリング志向など)がいます。脚力もまちまちです。初心者にとっては、「実業団組」と呼ばれるトップクラスの選手の走りは、きっとあり得ない速さでしょう。
でも、一緒に走る機会をつくることで、初心者は速い人たちの走りにあこがれ、速い人は初心者の成長ぶりに刺激されるのです。
そういう「相互に影響しあう関係」、面白いと思いませんか?
私自身の成長のためにも、今後もこういう機会をつくっていきます。
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しーたさんの「アスペルガー症候群だっていいじゃない」を読みました
ここにはいろんな方が来られますので、しーたさんの紹介を。しーたさんは、かわいい4コマ漫画「がんばれあすぺさん!」としっかりした文章で綴られたブログ「私はアスペルガー症候群でしーた♪」を描く、発達障害界で超有名なブロガーさんです。今回、そのブログが書籍化されたのです。
本の表紙はこちら。

やや幅広で、大きいサイズです。厚みもあります。本を開くと、あちこちにいろんな表情をしたあすぺさんがいます。
漫画は一部カラー印刷、本文には細ゴシック体の読みやすい活字が使われています。文章はとても読みやすく、すらすら読み進めます。私は、通勤などの移動中に全部読んでしまいました。
本の内容は、大きく5つの章に分かれ、それぞれ小さな章(=ブログ記事)に分かれています。小さな章は、ブログと同様、最初に4コマ漫画があり、本文の前半は具体的な事例、後半にはその解説(考察)が書かれています。理系らしい構成です。田中康雄先生のコラムが、その解説をとてもわかりやすく補足しています。
さて、感想です。
実は、本文前半の具体的な事例は、私にはほとんど当てはまりません。「へー、しーたさんってそうだったんだ」って驚くくらい。でも、後半に書かれている解説は、自分に大きく重なるのです。「当てはまる」というより、「重なる」です。
例えば、私はしーたさんのように物事を頭の中で描いた画像の中で考えることはありませんが、画像でない「イメージ」の中でいろんなことを考えているのです。私は、小さい頃から工作が得意だったのですが(ただし図画は大の苦手)、それは、工作しているものを指で動かしたとき、その先の動きが頭の中でイメージできるからなのです。
このように、この本は「自分の場合はどうだろう」をいっぱい考えさせてくれるのです。
この本を「自分と同じか違うか」で読まず、ぜひ「自分の場合は?」を考えながら読んでみてください。そうすれば、そのヒントが本の中からたくさん見つかるはずです。
なぜヒントがたくさんあるのか? それは、内容がとても具体的だからです。でも、この本は決して「こうすればうまくいく」というHow to 本ではありません。彼女が自分で考えてきたことだから、私たちにもいろんなことを考えさせてくれるのです。そこが、今までになかったこの本のすばらしさだと思います。
当事者には、自分の可能性を見つけるきっかけに、まわりの人には、当事者の特性の奥にあるものを知る機会に、そして「アスペルガーって何?」という方には、「人ってこんなに多様で、いろんな才能があるんだ」ってことに出会える本であること間違いなしです。
この本から、あなただけの「アスペルガー症候群だっていいじゃない」をつくっていきませんか? ぜひ一度、手に取って見てください。
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書名:アスペルガー症候群だっていいじゃない~私の凸凹生活研究レポート~
著者:しーた 監修:田中康雄(北大大学院教授)
出版:学研教育出版(学研ヒューマンケアブックス)
価格:1470円
![]() | アスペルガー症候群だっていいじゃない (ヒューマンケアブックス) (2010/09/22) しーた 商品詳細を見る |
しーたさんに、あすぺさんを描いていただきました。目の前で描かれていくあすぺさんにめっちゃ感動!

本のどこかに、こっそり隠れているあすぺさんがいます。ヒントは「想定外!!」。見つけられるかな?
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先日、しーたさんに私のことを紹介いただきました。
「どうして対立してしまうのか?(本文)-発達障害の悩み-」(2010年9月29日)
「相手の主張には、自分の知らない理由がある」、当たり前のことかもしれません。でも、私がそれをひとつの軸としてきたことで、微力ながらも、対立でなく橋をかけてこれたかなと思っています。
しーたさ~ん、鉛筆の話、笑い転げましたよ。その事象より、そのときのしーたさんの反応に。
すてきな本をありがとう!
*しーたさんのブログに、このレビュー記事を紹介いただきました。
【2コマ小ネタ:追記あり】これじゃ、ただの落書き!!(2010年10月3日)
写真の手書きあすぺさん、「落書き」なんてとんでもない! 世界にひとつしかない、かわいいあすぺさんです。
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