もしかして強気に見える?

今回の連続記事をはじめ、今までの私の日記から、もしかして私は、「強気なやつ」と見られているのだろうか。
確かに不登校もなく(当時「不登校」なんて言葉はなかったが)、仕事も何とか続いている。
しかし、「生きにくさ」はあらゆる場面で感じている。昔も今も、仕事でも趣味などの集まりでも。
「対人モード」なんて考えたことなかったが、もしかしたら私は常に「対人モード」なのかもしれない。それが、私にとっての「生き抜くための術」か。それがこのブログにまで出てしまったかも。
私は、目の前のストレスには対処する力を身に付けているのかもしれない。「対人モード」などの「厚化粧」を駆使して。
でも、もし「厚化粧」のまま走り続けているとすれば、息切れして、いつか走れなくなってしまうだろう。
今一度、「自分を知る」に立ち戻る必要があるのかもしれない。アスペルガーに気付いた今、自分の「厚化粧」や「弱い部分」を知り、認めることは可能なのだから。

ということで、今日は連続記事をお休みしました。

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自分が目指す方向(4)-自分にしか出来ないこと

大きなことではない、ちょっとしたことでいい。「たまたまそこに居合わせたから」でもいい。
「自分にしか出来ないこと」、私はそれを考えて行動することを大切にしている。
そんなもの、そんなにあるわけないけど。
自分に出来ることなんか、社会の中ではごく一部でしかない。でも、そうならばなおさら、「自分にしか出来ないこと」が大切だと思う。
今は、発達障害の中で「自分にしか出来ないこと」を考えています。何が出来るのだろう。

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自分が目指す方向(3)-「まわりに伝えたいこと」を見極める

私たち発達障害者が生きやすくなるためには、理解者が必要とよく言われる。
職場や学校、サークルなど、当事者の活動領域それぞれに、ひとりかふたり深く理解できる人。広く浅くでなく。これは、私もまったく同感である。
しかし、実際「ひとりの理解者」すら苦戦することがあると聞く。私も苦戦している。
でも、「理解者」の側から見ても、難しいと思う。「素直」「言葉通り受け取る」といった特性は共通していたとしても、後天的に身に付けたものが大きく重なっていて、非常にわかりにくくなっているだろうから。
やはり、「自分を把握することで、まわりに伝えたいことも明確になる」から始まると思う。
私の場合、このブログを「まわり」にあたる友人に紹介し始めている。一部の人には、私が「普通にしているときは、ストレスがかかっているとき」ということを、「そういうものなのかな」と受け止めてもらえている。
自分を知ることも人との関わりから。まわりに伝えることもまた同じ。
今回も、行き着くところはやはりここであるが、その意味を掘り下げたくて書いてみました。

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2ヶ月経過-手応えの大きさ

今日はちょっと一休み。
みなさんに支えられて、ブログを始めて2ヶ月を越えました。既に800を超えるアクセス、70件近いコメント、うれしい限りです。毎回出会いがあり、励まされ、いろんなことを教えていただきました。
「自分が目指す方向」、時々は別テーマもはさみながら、しばらく続けてみようと思っています。今しばらくお待ちください。
このブログが、人と人がつながっていく一助になるよう、続けていきます。

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自分が目指す方向(2)-「そのままの自分」探し

いきなり大きなテーマを掲げてしまって、かなり苦戦していますが、またもいろんな人に助けられて、何とか進められそうです。
今回は、春実さんからいただいた、「『そのままの自分』がどんな自分なのか」を考えてみます。
去年の3月、初めて「アスペルガー」という言葉を知って、今まで「得体の知れない」ものだった生きにくさ(それすら気付いていなかった)が、ちょっとだけ把握できるものになった。まわりの状況は何も変わっていないけど、少し楽になった。まわりからも、「落ち着いた」「何か変わった」という言葉をもらった。「そのままの自分」でいるための第一歩は、「自分を知る」から始まると考えて間違いないだろう。
でも、いったいどれが自分なのか、、、きっと、人に合わせようとする自分も含めて、すべて自分だと思う。
ただ、「人と違う出発点」の自分、成長してきた自分、定型のまねをする自分、、、区別して把握することが出来るはずだし、必要だと思う。いろんな自分を把握することで、自分を中心に置いて物事を考えたり人と関わったりできるはず。表面的には同じでも、自分にかかるストレスは全然違うだろう。
どうしたらいろんな自分を把握できるのだろう、、、本や検査も有効だけど、やはり定型者とも発達障害者とも出会って、自分と相手との共通点、違う点を把握することから始まると思う。
私の場合、このブログと通じていろんな人と出会えたことが大きい。自分と重なる点や違う点がちょっとずつわかってきた。同じ苦しい思いに涙することも、大切なことと思う。
自分を把握することで、まわりに伝えたいことも明確になってくるだろう。
次は、また違う角度から「目指す方向」を考えてみます。違った意見やアドバイスなど、いただけるとうれしいです。

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自分が目指す方向(1)

「出発の年」にあたり、自分が目指す方向を言葉にしてみよう。
ただ、1回では書ききれるはずもなく、何度も修正することになると思うが、思いついたことをメモしていこうと思う。
私が目指す方向を一言で言えば、「この社会の中で、そのままの自分で生きていけること」。
それは、自分の努力だけでも、まわり(職場や社会)の理解だけでも実現できないだろう。
同じ発達障害の仲間とともに考えていくことも、必ず必要と感じている。いや、それだけではないだろう。
でも、目指す方向に対しそれらがどう関係するか、まだとても説明できない。頭の中では、ぼんやりしたつながりを感じているのだが、、、
そのあたりを、何回かに分けて考えていこうと思う。
一緒に考えていければと思います。コメントいただけると幸いです。

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日常に戻っています

年明けから3連休が終わるまで、いろんなことがありました。例の講習だけでなく。
ちょっと「別世界」に行っていた気分です。ちょっと詰め込みすぎたかな。
今は、「出発の年」の必要性と難しさを同時に感じています。
今週は、「普通の会社員」に戻っています。日常に戻って、少し落ち着いてきました。
あったことを自分の中で消化できたら、日記にしてみます。

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人とつながること、思いを馳せること

相手のことを理解するには、共通する体験を持っていればわかりやすい。もちろん、「他人のことをすべて理解することなどできない」という前提で。
しかし、ない場合は、その人に思いを馳(は)せることになるであろう。
書くまでもなく当たり前のことであるが、これは人とつながる、身近かつ永遠のテーマかもしれない。
どんなに思いを馳せても、体験にはならない、でも、思いを馳せて、それでも届かないもの(違い)があるとわかれば、人とつながっていけるはず。
そこには、「定型者とは通じない」「発達障害者同士だから通じる」という固定的な構図は存在しない。自分が体験していることは誰とも違うのだから。
私は人が好き。改めて、「思いを馳せる」ことを大切にしていこうと思う。

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「ほんとの自分」を守る

フェルデンクライス講習の中で気付いたこと。(講習会メモ その3)
「ごっちゃになっている『ほんとの自分』と『まわりに合わせようとする自分』を、自分の中で区別できれば、「ほんとの自分」を守ることができる。」
「講習会メモその2」とほとんど重なることではあるが、メモに残すことにした。
ほんとの自分だけで生きている人は、定型、非定型を問わずそうそういないはず。
ただ、発達障害の人の多くは、「そのままの自分」の尊厳を傷付けられてしまっていて、「まわりに合わせようとする自分」とごっちゃになってしまっていると思う。
ひとつずつでも、「ほんとの自分」に気付くことが出来れば、まわりの状況は変わらなくとも、少しは自分を大切にできるはず。もちろん発達障害の人に限らない。
あ、講習会では心理学をやっているわけではありません。ただ、心と体がどれほど一体であるかを示す一例でしょう。

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講習会メモ その2

フェルデンクライス・メソッドの講習会(京都)の中で出てきた一節。
「ばかげたことなどであっても、意識して(=自分で選択して)やっているのであれば、戻ることが出来る。」
決して特殊なことでなく、誰にでも、どんなことにも当てはまることであるが、発達障害(アスペルガー)においても大きな意味を持つ。
気付かずに「普通になろう」として、戻ることが出来ない(=二次障害が出てしまう)人も少なくないはず。
あくまでも、「そのままの自分でいられる」が当然のことだけど、現在の社会の中で少しでも楽に生きられるために、まだ自分のことに気付いていない仲間に伝えていくことは、緊急の課題であろう。

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お正月もボディワーク講習会

あけましておめでとうございます。
といっても、お正月も私はボディワーク「フェルデンクライス・メソッド」の講習会です。
休みは元旦だけ、1/8まで続きます。
そこで、アスペルガーに関係する点で気付いたことを簡単にメモしておくことにしました。あとで何か参考になるかもしれないので。なお、講習内容には触れません。
1. 受講生同士ペアになって、手足に触れて動かす/動かされるとき:動かされる側のとき、どうしても力が入ってしまう。よく考えると、どこに動かされるか不安な感じがする。->予定していないことへの不安?
2. 考えごとや他のことに気を取られて、先生の指示の言葉を聞き落とす。ー>注意欠陥?
3. ひとつの部屋で小グループに分かれての実習の際、まわりの声が気になって同じグループの人の声が聞こえないときがある。->聴覚過敏?

どれも、誰にとっても当たり前のこと。疲れ具合の要因も大きく(1だけは他の人と違うようであるが)、アスペルガーとは関係ない可能性も高い。
でも、そういうものを積み上げていくと、何か有意な差が出るかもしれないので、今後も気付いたことを書き留めていきます。

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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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