中野マリ子「魂の棲み処展 マリ子まつり」の案内です

大阪・釜ヶ崎で、長年にわたり野宿者の支援をしている ”釜ヶ崎のゴッドマザー” 中野マリ子さんのイベント紹介です。
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中野マリ子「魂の棲み処展 マリ子まつり」
2015年4月25日(土)、26日(日)
4/25 11:30-18:00
4/26 11:30-17:00
場所:ギャルリ・ウー(大阪市中央区谷町1丁目3-1 双馬ビル9F)

私がマリ子さんと出会って20年以上。釜ヶ崎の越冬闘争(医療パトロール)でご一緒するなど、細く長い縁が続いています。
真のやさしさを持つ、一番に紹介したい人です。

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マリ子さんのコレクションの展示即売、そして26日午後に音楽、パフォーマンス・アート、トークライブがあります。

昨年のマリ子まつりの写真から、会場の様子や出演者を紹介します。
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味のあるマリ子さんのコレクションが展示即売されます。

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アクセサリーもすてきです。

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急須に湯呑み、鉢、

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そしてお皿。たくさんあります。

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出演者を紹介するマリ子さん。ライブパフォーマンスは、ビルの屋上で行われます。

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シャーシーバンドです。自然体で歌う3人の歌は、心に染み入ります。

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栄 篤志さん。奄美の心を語り、歌います。

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倉田めばさん。無言のパフォーマンス・アートでメッセージを伝えます。

ビバ!クーバは今年初登場、そしてマリ子さんのトークライブ「イスラームを語る」があります。
1971年、信原孝子医師(チラシ左上の写真)と共に、看護婦としてパレスチナに渡ったマリ子さん。
その経験や、そこから見た日本を語ることでしょう。
参考:土井敏邦Webコラム:日々の雑感 315:故・信原孝子さんのこと
   記事にされた人たち Vol.044 中野マリ子

マリ子さんの姿をどうぞ。
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会場までの地図はこちら。
http://www.lepur.com/g-ou/map_access.html
京阪/地下鉄「天満橋」駅下車、徒歩5分ほどです。
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日本社会の底辺層から世界を見据え、共に生きることを呼びかけるマリ子さんの姿勢に、私は大きな影響を受けています。私の一押しイベントです。
私は26日に行きます。会場でお会いしましょう!

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(追記に昨年のマリ子さん自身のレポートを置きました。ぜひご覧ください。)

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【映画紹介】革命の子どもたち

前回に続き、ドキュメンタリー映画の紹介です。

革命の子どもたち
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公式サイト:http://www.u-picc.com/kakumeinokodomo/
Facebookページ:https://www.facebook.com/kakumeinokodomo

元日本赤軍・重信房子と元ドイツ赤軍・ウルリケ・マインホフのそれぞれの娘である重信メイとベティーナ・ロール。
1970年代、武装闘争で世界を揺るがした2人の革命家の娘が、母のこと、社会のことを語ります。

シーンの多くは、メイとベティーナへのインタビュー。
革命家の子として生まれ、過酷な半生を過ごした娘たちから見た母親像が語られます。メイとベティーナのとらえ方の違いが、明確に表れます。

当時の映像も多く使われています。
アラブへ渡り、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)と連携して闘争を展開した重信房子。世界革命を目指した時代背景も明確です。

ひとつ前の記事「カンタ!ティモール」とあわせて読んでいただけると幸いです。
東ティモールの「報復しない」とパレスチナの「闘う」、一見相容れないものに見えます。
しかし、どちらもそこに至る長い長い歴史があります。アラブには、西洋のものさしで測ることの出来ない文化があります。

東ティモールで起こったこと、日本でたくさん報道されてきたと言えないでしょう。インドネシア軍の即時撤退を求める国連決議に日本が反対票を投じたことも、「知る人ぞ知る」でしょう。
(参考:http://www.pc-lifeboat.com/waon/katsudou/abouttimor.html 映画監督 広田奈津子さんの文章)
重信メイさんは、ジャーナリストとしてTVなどに登場し、日本で報道されない中東情勢を語っています。「日本で報道されるのは一方的」「情報の多くはアラブの言語から英語に訳されたものであり、英語圏(西洋)のフィルターがかかっている」と話します。
「カンタ!ティモール」では、観る人に「(一見自由を謳歌している国・人も)ほんとうに自由ですか?」と問いかけます。
はじける笑顔で歌う彼らのシーンを見れば、その答えは明らかです。フィルターがかかった報道だけを見て「日本は自由で平和」と思っている私たちへの痛烈な問いです。

起こった事実を時代背景と共にただ受け止める、すべてはそこから始まることを、2つの映画は示しています。
事実を知ることが、日本という場所で身のまわりの「ほんとうの自由」を探ることにつながることを、はっきり認識させてくれる作品です。

公式サイト、Facebookページに上映スケジュールがあります。

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(追記があります。一番下へどうぞ。)

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【映画紹介】カンタ!ティモール

久々の「社会との関わり」記事です。ドキュメンタリー映画を紹介します。

カンタ!ティモール
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公式サイト:http://www.canta-timor.com/
Facebookページ:https://www.facebook.com/canta.timor

東ティモールが2002年に独立(主権回復)するまでの歴史を、インタビューを中心に描いたドキュメンタリーです。
20年以上続いたインドネシア軍による理不尽かつ悲惨な侵略の事実が語られます。随所に、当時の生々しい映像が流れます。
そこで彼らが語るのは、 「悲しい。いつまでも悲しみは消えない。でもそれは怒りじゃない。怒りじゃないんだ。」という言葉。
侵略により9割の家屋が焼かれ、3人に1人が命を落としても、決して報復しない。「戦争は過ちだ、大地が怒るよ。」と歌う。
大地につながって生きる彼らこそ、地球規模で「生きること」を考えています。
悲しい事実を語りつつも、歌と笑顔があふれた作品です。

詳しい感想については、一緒に観た2名の記事をどうぞ。
「loop」より 4度目のカンタ!ティモール(2014年7月24日)
「A-unEX」より Canta !Timor(2014年7月20日)、伝えるということ(2014年7月20日)

Facebook上の記事を引用しました。フェルデンクライス大阪教室の先生でもある、奥ふみこさんの感想です。

ニュースで東ティモール独立の話は聞いていても、詳しくは何も知らなかった出来事。
凄惨な事実と、人の強さ、そして歌と笑顔に埋め尽くされたドキュメンタリーでした。

大切そうな言葉があふれていてどれもこれも覚えていたかったけれど、キーワードとして記憶に残ったのは4つ。
うち3つは、「戦争のからくりからの独立」「現実と真実を見る」そして言葉としての記憶は曖昧だけれど「(一見自由を謳歌している国・人も)ほんとうに自由ですか?」という問い。

だから、ある国の独立の歴史から学び、たくさんの犠牲を活かそうとするならば、私のとっかかりは日々の暮らしの内での<顕われとしては違うけれど相似な図式>に意識的になること。
合理的で平和的に見える世界に埋め込まれた「からくり」=常識・しくみ・思い込み、に気づいていくこと。
個人対社会に限らず、ほんの狭い日常の人間関係、さらには自分という一人の人間の中でさえ起こりうる”紛争”。その中でどう強く且つしなやかに立ち歌い笑うか。

今現在あらゆるところで起こっている紛争や困難に対して、無関心であることをやめる・知ろうとする・行動する、というのはもちろん意味のあることだけれども、そこにフォーカスしすぎることは問題を自分の外に置いてしまうことにもなりかねない。
身のうち、そして身のまわりで「ほんとうの自由」を探る姿勢が、結局は昨日観た彼らと共に生きることに繋がる。そう思いました。
その姿勢こそが4つめのキーワード、彼らが何度も口にしていた「大地と繋がる」ということなのかなと。

たくさんの人に観てもらえるといいですね。
テンション高く「世に問う!」というよりも、ご近所さんに回覧板をまわすようにさりげなく当たり前のように、いつのまにかみんな観てる、がふさわしいような気がしています。
(2014年7月28日)

公式サイト上に、上映スケジュールがあります。
大阪では、8/23-31にライブハウス39(上新庄)で行われています。

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中野マリ子「魂の棲み処展 マリ子祭」の案内です

大阪・釜ヶ崎で、長年にわたり野宿者の支援をしている ”釜ヶ崎のゴッドマザー” 中野マリ子さんのイベント紹介です。
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中野マリ子「魂の棲み処展 マリ子祭」
2014年4月26日(土)、27日(日)
4/26 11:30-18:00
4/27 11:30-17:00
場所:ギャルリ・ウー(大阪市中央区谷町1丁目3-1 双馬ビル9F)

マリ子さんのコレクションの展示即売、そして26日には音楽&トークライブがあります。

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このイベントをプロデュースする蔭山リエチさんのFacebookはこちら。詳しい紹介記事があります。
https://www.facebook.com/riechi.kageyama

昨年のマリ子祭の記事もどうぞ。写真がたくさんあります。
中野マリ子「魂の棲み処展 マリ子祭」レポート-今年も参加しました(2013年5月3日)

地図はこちら。
http://www.lepur.com/g-ou/map_access.html
京阪/地下鉄「天満橋」駅下車、徒歩5分ほどです。
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中野マリ子「魂の棲み処展 マリ子祭」レポート-今年も参加しました

大阪・釜ヶ崎で、長年にわたり野宿者の支援をしている”釜ヶ崎のゴッドマザー”中野マリ子さん。
毎年この時期に行われる、マリ子さんイベント「魂の棲み処展 マリ子祭」のレポートです。
マリ子祭2013表

マリ子祭2013裏
日時:2013年4月28日 11:30-18:00、29日 11:30-17:00
場所:galerieOU(ギャルリ・ウー)(大阪市中央区谷町1丁目3-1 双馬ビル9F)

今年のテーマは「海を動かすのはあこがれである」。
中野マリ子さんです。今年70歳になります。
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釜ヶ崎の朝市などで買い集められた、マリ子さんのコレクションが展示即売されます。
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アクセサリも味のあるものばかりです。
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29日、ライブイベントです。出演者を紹介するマリ子さんです。
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なかみねしょー&ざ・なかじまさんのライブです。
屋上です。もちろん生声です。
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ストレートなメッセージソングが観客を楽しませます。
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マリ子さんが、出演者の活動などをていねいに紹介します。
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室内に入り、モリタサトミさんのトークです。マリ子さんがサトミさんの経歴を話します。
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20歳台に釜ヶ崎からニューヨークへ渡ったサトミさん。20年ぶりの再会でした。
その後キューバ、メキシコで生活し、3人の子どもを育てながら、今は日本で看護学校へ通っています。
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マリ子さんが、いろんな場面で出演者たちを応援していきます。
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薬物依存症専門のリハビリテーションセンター大阪ダルクの「倉田めば」さんのトークです。
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アートパフォーマンスの場面は非公開ですが、しっかり観させていただきました。

めばさんの小冊子「薬物依存からの回復」、購入しました。とてもわかりやすい内容です。
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奄美の三線、栄篤志さんです。
「若い頃ベンチャーズなどもやっていたが、生まれ故郷の三線に戻った」という篤志さん。
心臓の鼓動に近いリズムが、奄美の海を思わせます。
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ここでも、マリ子さんが篤志さんとの出会いなどを語ります。
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年に1度のこのイベント、楽しみにしている人も多く、会場は超満員でした。
出演者も参加者も、マリ子さんのもとに集まります。

出演された人たちに共通するのは、「自分自身を表現して生きている」こと。
今回の出演者は、社会の中でマイノリティの部分を持っており、それゆえつらい思いをしてきています。
まわりに合わせ自己表現しないことを良しとする日本社会が、決してやさしい社会でなく、表面的で平気で人を傷付ける社会であることを、出演者たちははっきり語ります。
「日本人は幼児的」と言われるゆえんでしょう。

私が「最も大人な人」を挙げるとしたら、一番にマリ子さんを挙げます。
大人な人たちとの関わり、これからも大切にしていこうと思います。

Facebook内ですが、会場(ギャルリ・ウー)を提供した蔭山リエチさんのイベント紹介もどうぞ。
http://www.facebook.com/events/534459856593426/
(「もっと見る」を押してくださいね)

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プロフィール

まさ(climbmasa)

Author:まさ(climbmasa)
40歳を過ぎて、人とちょっとだけ違う自分に気付きました。ここでは、自分が感じたことを、そのまま表現していきます。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の当事者です。「人並み」ができず、いろんな場面で苦戦していますが、多くの人に助けられながら生きています。
このブログを通じて、少しでも多くの人に発達障害のことを知ってもらえればと思います。
「自己紹介」カテゴリに、私のプロフィールを置いています。

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